GoProが収めた捨て犬の生活風景

· 2018年5月22日

動物に関する研究は、とても重要なものです。例えそれが、捨て犬のような、私たちにとって知りたくなかった事実だとしても。この記事は、GoProカメラのお陰で分かった、「ペットを”捨てる”とはどういうことか」、そして捨てられてなお生きていかなければならない動物たちは「慣れない生活に何を思うのか」についてお話しすることで、読者の意識を変えることを目的としています。

インドは、貧困問題の深刻な国です。そう言われて私たちが思うのは、子供たちが飢えに苦しんでいるような映像です。ですが同時に、言及されることのない犠牲があることをご存知ですか? それが動物たちなのです。

その困窮からインドでは、ペットを捨てるという行為が多発していました。自分たちの食料さえ手に入らないのに、ペットたちに与える餌などないからです。悲しいことですが、それが事実なのです。

捨て犬が物語る現実

一見は百聞に如かず、と言います。犬たちが喋ることはありませんが、このGoProが撮影した映像は、私たちが知りたいこと以上の現実を教えてくれます。

知らない人もいるかと思いますのでまずGoPro(ゴプロ)についてご紹介します。GoProとは、頭や体の一部に装着できる小さなカメラのことで、普通のカメラに比べて広い画角を有しているためパノラマ写真などの撮影を得意としています。故に、この研究実験に選ばれたのです。

「ワールド・フォー・オール」というインドの動物保護団体がこの実験を行いました。ムンバイでは、少なくとも25万匹の捨て犬がいると言われています。この実験を通して、人々に現実を伝えるとともに、少しでも多くの人に犬たちを引き取ってもらいたいという思いがあるのです。

なぜGoProなのか

インドの街で捨て犬たちがどんな生活を送っているのかの調査のために、ある一匹の捨て犬にGoProカメラを取り付けて、様子を撮影するというものでしたが、それはあまりにも悲惨なものでした。それ以外の言葉では表せません。

一語の言葉も発せられないその映像には、ゴミに溢れる街の中で様々な障害に直面しながら、平穏を求める1匹の犬が写されています。悲しいことですが、人々にとってこの犬は、ただの一匹の野良犬としか認知されないのです。

道中、食べようとしたゴミを道の隙間に落としてしまったり、水をかけられたり、酔っ払いに叩かれたり、そして最後には車で轢かれてしまうのです。

その動画を載せておきますが、あまりにもショッキングなので、視聴するときは注意することをお勧めします。

捨て犬の引き取り

捨て犬や捨て猫が多い国は、インドだけというわけではありません。残念ながら世界中で捨てられた動物たちの数は問題になっており、だからこそ引き取るという行為が必要とされているのです。

映像の例が特殊だというわけでもありません。ほとんどの動物たちは、捨てられたその不運を私たちが可哀想に思うほどの猶予さえ持たないのです。彼らは既に危険と隣り合わせの毎日を自分の力だけで生きており、食べ物一つ与えられないまま、いつその命を奪われるかも分からないのです。

捨て犬たちにとっての危険

その多くは飢えや脱水症状によって、それ以外もほとんどは動物を痛めつけることに何も感じないような人々による虐待によって、死んで、もしくは殺されています。

タールピットに投げ込まれる動物たちもいたと言う話はしました。助かっても病気になって、治療もされず結果死んでしまうのです。動物たちが捨てられるという苦痛に苦しむだけでなく、それを楽しむ人間がいるということが問題なのです。

まだ躊躇しているんですか? 今すぐ引き取ってあげてください!

画像の出典元: www.actitudfem.com