エクアドルの捜索救助犬:素晴らしい仕事ぶり

· 2018年5月16日

極端な状況や非常事態、恐ろしい自然災害において犬はかけがえのないものです。2年前に発生したエクアドル北西部の地震でも犬の存在の大切さをますます知ることとなりました。そして、被災地で、捜索救助犬は瓦礫の下に埋められた人々を見つけるために必要不可欠な存在だったのです。

災害の中で捜索救助犬の必要不可欠な仕事

特別に訓練された地元の犬や他の国から送られてきた救援団体に所属する犬およそ120匹が救助活動に参加しました。犬はマグニチュード7.8を記録する大地震があり数えきれないほどの余震も続く最も被害の大きかった地域に派遣されました。

仕事をする犬

捜索救助犬は生存者を見つけ出すどんなマシーンよりも効果的で迅速です。さらに今までどんなマシーンでもできなかった、瓦礫の下にある人間の体を見つけることが犬にはできるのです。

瓦礫の中に閉じ込められた人を探すために犬は5分で100平方メートルを追跡できることが証明されています。マシーンを利用して人間が追跡した場合は45分かかると言われています。地震のような一刻も早い救出を必要とする災害時には、捜索救助犬の存在が必要不可欠なのです。

捜索救助犬の仕組み

優れた嗅覚や聴覚に加えて、犬が救助者としての直感と一本筋の通った性格であることに注目すべきです。犬は死体や生存者の存在を察知すると人間に注意を喚起する仕草を始めます。例えば吠えたり、特定の場所を回ったり、ある場所に座って動かないかもしれません。どんな品種の犬も、現代において最も洗練された技術を人間が使っても敵いません。マシーンを用いると最大5メートルの深さまで犠牲者を発見することができますが、犬の場合は10メートルまで探し当てることができ、マシーンよりも迅速に救出活動を行うことができます。

捜索救助犬が犠牲になる可能性

仕事をしながら瓦礫の中を移動するので、犬は足を切ったり怪我する可能性があります。よって、ヒーローである犬を守るためにゴム底の靴やブーツ、伸縮包帯などの寄付が求められました。捜索救助犬はまた災害の犠牲になる恐れもあります。4歳のラブラドール、ダイコもその悲劇の犠牲者です。ダイコは何人か救出した後に脱水で死んでしまったのです。

医療によって何とか状態を安定させ別の都市に移送することができましたが、厳しい中で仕事をしていたダイコは、数日後に回復することなく亡くなってしまったのです。

捜索救助犬の特徴

どんな犬でも捜索救助犬になる事は可能ですが、トレーナーは次のような特性を持つ犬を探しています。

訓練を受ける犬

・中型または大型サイズ。(大型では入れない場所を探す小型サイズの犬もいます)

・より発達した嗅覚と聴覚と狩りの本能

・非常に健康な犬

・知的で訓練しやすく社会性を持った犬

・素早く動くことができ強い犬

・抗ストレス性のある犬

捜索救助犬が使用されるその他の分野

捜索救助犬にとって、自然災害被災者のための救助活動が、一番の使命ですが、他にも場面で人間を見つけるのに使われています。

・森林や山や沼地などで迷ってしまった場合

・たくさんの雪や土に埋もれてしまった場合

・共同墓地

・難破船や潮の流れによってビーチから遠く流されてしまった場合

子犬のうちから訓練を始めるのが理想的です。一貫性のある専門的なトレーニングによって、人々の生活を守る方法を学びます。