735匹の野良犬を助けたヒーロー

· 2018年6月11日
野良犬問題は、実際は手が付けられない流行病のようなものなのです。

多くの国(特に南半球の発展途上国)では、野良犬問題を抱えています。毎年、何千もの動物が捨てられているのです。その中で、素晴らしいことをする人もいます。なんとある男性は735匹もの野良犬を助けたのです。彼は動物たちの希望の光です。いずれ他の人々も彼からインスピレーションを受けることでしょう。そして、犬は愛情と安全な場所を必要とする生き物であるということに気が付くことでしょう。

735匹の野良犬を保護した男性

ラケッシュ・シュクラはインドのカルナータカ州のバンガロールにある1.5ヘクタールの農場に住んでいます。道のあちこちに野良犬が歩いているのを彼は見ました。しかし、彼は大半の人とは異なり、ある行動に出ました。彼は見かけた野良犬を片っ端から保護したのです!

最初に保護したのは2009年に道端で見つけた生後45日のゴールデンレトリバーの子犬でした。そこから出会った犬たちに彼は今なお家を与え続けているのです。

彼の周りにいる最新の犬の数は驚くものでした。それは、なんと735匹以上にも上ります。犬たちは彼を無条件に慕い、しっぽを振り、挨拶をするために飛び上がり、手を舐めてそれを伝えます。彼は農場を歩き回り、犬たちを撫で、耳を触り、頭をポンポンと優しく撫でるのです。

犬たちは犬種も年齢も大きさも様々です。野良犬ではありますが、血統書付きの犬も中にはいます。例えばビーグル、グレートデーン、ロットワイラー、ゴールデンレトリバー、ラブラドール、パグ、ダックスフントやセントバーナードなどです。一番最近彼のところへやってきたのは、飼い主が他界後に残されてしまった22匹の血統書付きの犬でした。

「犬の父」と呼ばれるラケッシュによれば、彼はこの動物たちの最後の砦だといいます。動物たちの多くは病気や既に老犬であり、誰も里親にはなりたがらないのです。だからこそ、彼は野良犬という「赤ちゃん」の父になる決心をしたのでした。

ラケッシュ農場

農場には10人が働いています。彼らは何百匹もの犬に餌を与え、掃除をするのが仕事です。ラケッシュは2012年からこの農場を経営しています。そして、獣医やトレーナーから必要な助けを受けています。この農場では毎日200kgの鶏肉と200kgの米が食べられています。この莫大な食費に加えて、犬たちの薬や特別な治療にも多額のお金が費やされています。

ラケッシュは殆どの費用(月に約800ユーロ)を自ら負担していますが、残りは寄付金によって支えられています。近隣住民や動物愛好家との問題はありますが、彼自身または犬たちが死なない限り、別々に暮らすことはないと主張しています。

1000匹以上の野良犬の世話をする5人の女性

抱っこされる野良犬

このラケッシュの話は他に類を見ないとお思いのことでしょう。735匹もの野良犬を助けたのですから、偉業と言っていいでしょう。もしこの話が物凄い数の野良犬を助けた普通の人についてだとお思いでしたら、それは間違っています。中国には約1300匹もの野良犬の世話をする5人の年配女性がいるのです。

その施設は2009年、ハ・ウェンジンという女性が近所にいた野良犬数匹を保護した時に始められました。時間と共に保護する犬の数は増え、彼女は犬の世話をするために仕事を辞め、家だけでなく車や宝石をも売り、犬たちの生活費と食費をやりくりしたのです。

やがて、陝西省にいたころのハ・ウェンジンを知っていた4人の年上の女性たちも加わりました。彼女たちは保護している犬や猫に餌を与えるために毎朝4時に起きます。彼女たちがいなければ、この動物たちは間違いなく飢え、寒さや病気、または事故で死んでしまうことでしょう。

政府関係者は、この施設を建設するために使用されている土地についてハ・ウェンジンに苦情を申し立て、施設を閉鎖するとまで言いました。この理由から、彼女たちは1000匹以上の犬と共に、人里離れた猴屿村の近くに移動することを余儀なくされたのでした。 この引っ越しには4台ものバスをチャーターし、全ての動物たちを新しい家へと運んだのでした。

画像ソース:bbc.com