3匹の子犬が黒いタールの池から救助される

· 2018年9月20日
悲しい結末を迎える物語は、もちろんこの世には存在します。しかし、悲しいけれどもハッピーエンドを迎える物語もまた存在します。これは、3匹の子犬をタールの池から救助する、そんな悲しくもハッピーな物語です。
これは、3匹の子犬が無傷でタールの池を脱出することができた本当の話です。ハッピーエンドが好きな人はきっと気に入ってくれるお話です。

タールの池にはまった3匹の子犬

この3匹の子犬が故意にタールの池に落とされたのかどうかを証明することはできませんが、このケースはそのように考えると合点がいくのです。どうしてそう思うのかというと、3匹とも健康体で、動物には生まれもった本能のようなものがあるからです。

「散歩」時に、3匹のうちの1匹が池に落ちてしまったのかもしれません。でも、1匹目が落ちてしまった後に他の2匹も同じように池に落ちると言うことは考えられないことで可能性としては大変低いのです。

残念ながら、犬を飼っている人の中には子犬が産まれてしまうと非情な方法で子犬を排除しようと考える人がいます。今回のケースはどうやらそのようです。

これはスペインのムルシアで発生した出来事で、動物愛護団体のスタッフがタールの池にはまっている子犬がいるとの通知を受けました。彼らはすぐに子犬の救助に向かい、3匹の動物が直面している悲惨な状況を目の当たりにしました。

タールの池から3匹の子犬を救助

この3匹の子犬がシェルターに到着した時、その状況は思ったよりも複雑なものでした。毛と肌についたタールを落とすことは困難を極め、子犬たちを元の動物虐待の被害を受ける前の状態に戻すには数日を要しました。

ですが、うち1匹は安楽死せざるを得ないとても悲惨な状態にありました。他の2匹も有害なオイルのせいで目や口を開くことができない状態だったそうです。 温水と石鹸に油落としを混ぜたもので洗うこと3時間、有害なタールをいくらか取り除くことはできましたが、まだまだ十分ではありませんでした。

ですが、ムルシアのシェルターから来たボランティアの人たちは決して諦めませんでした。彼らは、子犬たちの体から完全にタールが落ちるまで洗い続けました。そして彼らはこの子犬たちに、チャパとポテと言う名前を付けることにしました。

犬がタールの池から救助される

 

タールの池からの救助活動が成功したわけ

知らない人もいるかと思うので念のために説明すると、「チャパポテ」と言う言葉はスペイン語です。これは、ガリシアの海で爆発したタールが入ったタンクをのせた船のことを指す言葉で、この爆発によって海水は汚染されました。世界各国から多くの人々がビーチを掃除するために訪れ、いつだってタールを指すときには「チャパポテ」と言う言葉を使っていたのです。

ですので、この言葉がこの2匹の子犬にぴったりだと思ったのです。幸運にも、チャパとポテは今や健康そのもので、毛並みも輝く黄金色で、悲しい過去を思い起こす黒いシミなどはありません。早く引きとってくれる里親が見つかってほしいですね。

この残忍な虐待のケースを受けて、動物愛護団体はただ座っているだけではありません。タールの池があった農場の主を厳しく批難しました。彼らは、もしこの農場の主が今回のケースに加担しているのであれば法の裁きが下ることを願っています。

動物虐待:虐待を見かけたら通報しよう

わたし達も愛護団体のスタッフと同じように行動するべきです。動物虐待を見たら、通報してください。口を閉ざしていてはいけないのです。関連団体に連絡し、虐待を受けた動物たちのために正義を求めてください。なぜなら動物にも威厳のある人生を送る権利が私たちと同じようにあるからです。

道端で起きたことでも近所で起きたことでもかまいません。暴力や叫び声を察知したら、1日中太陽の光のもと放置されている犬を見たら、もしくは動物への処罰があまりにもひどいものだったら、それは虐待です。匿名で報告することも可能なので、虐待者による報復をあなたが受けると言うことはありません。でもこれだけは約束してください。沈黙せずに声を上げましょう。