109歳のおじいさんがセーターを編んでペンギンを助ける

· 2018年7月2日
フィリップ島のペンギン財団がボランティアを探していた2013年にこの物語は始まりました。

109歳のときにアルフレッド・デートはとても素晴らしいことを成し遂げました。アルフレッドは、オーストラリアで最も長く生きている男性です。彼は、フィリップ島のオイル流出による被害を受けたペンギンに関心を持っていました。アルフレッドはセーターの編み方を知っていて、それを生かして、ペンギンを救おうと考えました。

美しい物語

セーターを着た二匹のペンギン

2013年、フィリップ島のペンギン団体が、オーストラリア南部のオイル流出の犠牲になった小動物への支援を募っていました。アルフレッドは自分が得意なある方法で協力することを決めたのです。

1932年、新生児の甥っ子にセーターをプレゼントするため、アルフレッドはセーターの編み方を勉強しました。彼は少し調整して水かきのある足にもぴったりのセーターを作り上げました。年齢とともにアルフレッドの体は衰えてはいましたが、セーターは完璧に仕上がりました。

ペンギンに必要なセーター

油が羽毛に付着しないように、ペンギンにセーターが配られました。2001年、フィリップ島にいる32,000以上のペンギンの中で、438羽が被害にあいましたが、セーターのおかげでその約97%が診療所でリハビリできました。

救出作戦のイニシアチブ

7人の子どもと20人の孫を持つアルフレッドだけがペンギン救済に力を貸したわけではありません。世界中の何百もの人が協力しました。フィリップ島のペンギン財団はその膨大な支援に驚きました。予想していた量よりはるかに多くの服が集まったため、2014年5月には救済に関する呼びかけを停止しました。

しかし、すべての人がペンギンに服を与えることに賛同したわけではありません。服はペンギンにストレスをかけると主張した専門家もいました。なぜならペンギンは野生動物だからです。

また、服によって、さらにペンギンの皮膚にオイルがくっついてしまうと主張する人もいました。国際鳥類救護団体は、ペンギンの肌に余計オイルがつくのでセーターは避けるべきだと言っています。ペンギンなど鳥類は非常に早く体が温まるので、セーターを着れば体温が高くなりすぎてリスクが高まります。

反対意見は少なくありませんが、プロジェクトで得られたデータによって、セーターの有用性は証明されています。

セーターを着ることでたくさんの小さな動物の命が救われました。誰もが500匹の動物たちのことを、とても心配してたので、すべての命が救われたと言う事実を世界中の人々が喜びました。

オイルによるダメージ

赤いセーターを着たペンギン

オイルがペンギンの羽を分離することで、水が羽を通って体温が下がり、自分で食料を探せず飢餓で死ぬ恐れがあります。また、くちばしで自分自身を綺麗にする際に、様々な有害物質が体内に入ります。セーターはペンギンの羽を傷つけないようにデザインされていて、ひれとくちばしに絡まりにくいです。ウール100%なので、ペンギンは、ちょうどよい暖かさを保つことができます。また風通しの良い素材を使っています。

ウールはオイルを吸収するのにも役立ちます。そのため毒性物質はほとんどペンギンの皮膚に届きません。

余ったセーター

余った必要のないセーターは、ぬいぐるみとなります。そしてそのぬいぐるみは募金集めとして販売されます。募金で集まった資金は様々な研究と保護プロジェクトに利用されたり、新しい研究に投資されたり、助けが必要な動物のために使われるなど、素晴らしい利益をもたらします。