1000頭にまで増えたマウンテンゴリラ:嬉しいニュース!

· 2019年4月6日
密猟、生息地の環境破壊、そして戦争など様々な問題があるにも関わらず、マウンテンゴリラの数は他の絶滅の危機に瀕している霊長類とは異なり、過去30年間で倍増しています。

アフリカで最も古い国立公園とそこに住む住民たちの元に、素晴らしいニュースが舞い込んできました。絶滅の危機に瀕していたマウンテンゴリラの数が1000頭にまで増えたのです。このゴリラは、1988年の映画「愛は霧の彼方に(原題:Gorillas in the Mist)」の作品に出てくるゴリラと同じ種類です。

例外を作った霊長類のマウンテンゴリラ

過去30年間でマウンテンゴリラの数は約2倍になり、なお増え続けているという事実は非常に喜ばしいことです。

昨年、31人の霊長類学者のグループは、同じ霊長類である人間によって引き起こされた恐ろしい現実を明らかにしました。世界の霊長類の約60%が絶滅の危機にあると発表したのです。また、全霊長類個体数の約4分の3が驚くべき速度で減少していることを明らかにしました。

マウンテンゴリラは、その例外となりました。未だ絶滅の危機にはありますが、その数は増え続けています。しかし、地球上の他の霊長類については恐ろしい状況が続いています。ジブラルタルのマカク違法な売買によって絶滅の危機にあります。そして地球温暖化によってヒヒも絶滅の危機に瀕しています。

1000頭 増えた マウンテンゴリラ

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マウンテンゴリラの保護

ゴリラのために彼女の人生を捧げた伝説の霊長類学者、生物学者であるダイアン・フォッシーはこれを誇りに思うでしょう。マウンテンゴリラの数は、彼女が激しく抗議した密猟がいまだに続いているにもかかわらず増加しています。また、周囲で勃発する戦争や、環境破壊にも耐えています。このような苦境にも負けずマウンテンゴリラは、その生息数を増やしているのです。

研究により、ヴィルンガ国立公園には100%野生のゴリラが生存している事も確認されました。200頭近くのゴリラは人との接触に慣れていません(これは良いことです)。マウンテンゴリラが魅力的な歴史を持つユニークな動物であるために、多くの保護活動が成功したと考えられています。

ダイアン・フォッシーの死後、国立公園は観光客に一般公開されました。毎年何千人もの人が公園を訪れています。ゴリラが人間と触れ合うことに慣れすぎないことを確認しつつ、小さなグループに分かれてゴリラを観察しに行きます。

外来の「ゴリラ・ドクター(獣医師)」のグループもゴリラの調査・分析を毎日行っています。しっかりとした調査によって、ゴリラを野生のまま生存させることに成功しているのです。

ゴリラの親子 1000頭 増えた マウンテンゴリラ

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生存数の確認方法

研究によると、保護団体のグループはヴィルンガ国立公園の約2000キロメーターに及ぶ範囲を調査しました。調査員はマウンテンゴリラの糞や、足跡、毛皮を探しました。DNAサンプルを調べて同じゴリラを発見したのかそれとも新しいゴリラなのかを判断しました。

研究者たちは、ヴィルンガに住むゴリラは約600頭で約41のグループに分かれて生息していると発表しました。残りの400頭はウガンダのブウィンディ原生林に生息しています。

遺伝子解析により、2010年からはるかに正確な個体数調査を行うことが可能になりました。また、動物の社会的動態を把握するのも容易になりました。

しかし、ヴィルンガ国立公園はゴリラにとっても人間にとっても未だ危険な場所です。わずか数ヶ月前に、2人のイギリス人観光客が誘拐され、ゴリラを保護していた6人の警備員が死亡しました。これにより、ヴィルンガ国立公園は2019年まで閉鎖されることとなりました。

ゴリラを保護し生存を維持するためには、観光からの収入が必要不可欠です。よって、国は安全強化のために取り組んでいます。

ダイアン・フォッシーと観光のおかげで、エレン・デジェネレスのような有名人が公園にお金を寄付してくれるようになりました。マウンテンゴリラはこの国立公園で非常に手厚くケアされており、さらに住みやすい環境を作りだし、絶滅の危機を脱することが望まれています。