頭脳の力: 野良犬たちの知恵

· 2018年5月15日
信じられないかもしれませんが、野良犬から学べることはたくさんあります。社会での適応力とサバイバルの知識に関しては、この子たちはエキスパートです。

住んでいる国や町によって、捨てられていたり町の路地裏などで暮らしている動物(特に犬)を見る機会の数は違うでしょう。場所によっては、保護施設の建設や去勢手術をすることへの呼びかけ運動があるにも関わらず、解決できない深刻な問題になっています。

多くの人たちがみんな連れて帰りたいと思っているでしょうが、それは難しいです。けれど、一匹でも野良犬を引き取る可能性があるのであれば、その子たちの忠実さと感謝の深さを知ることになります。

野良犬の銅像

悲しそうな野良犬の子犬

この問題を人々に知らせる方法があります。メキシコシティでは、ジラソル・ボテイヨというアーティストが「ファジー」という名の犬のために銅像を作りました。彼のアイデアはとても面白いものでした。道行く人々に、人間は動物たちを無視することはできないということを教えてくれます。

銅像の表示板には胸が張り裂けるような悲しい、けれど街に変化が訪れることへの期待を込めたフレーズが書いてあります:

「僕のただ一つの罪は生まれてきて、道端で暮らす、それか捨てられたことだけだよ。

生まれてきてなんて頼んでないし、ないがしろにされたり、叩かれたりもしたけど、それでもあなたの心に残っている愛が欲しいだけなんだ。

もう苦しみたくない、この世界で生きていくというのは恐ろしい体験だよ!

助けて、どうか助けて!

ファジーより」

メキシコシティの野良犬の銅像

メキシコシティにある銅像は世界中で作られた数ある銅像のうちの一つです。例えば、モスクワの街中では家のない犬たちの存在をみんなに気づかせるための銅像があります。

「ミューズ」となった犬は駅の中に住んでいました。名前は「ボーイ」。電車を使っていた人たちはみんなその子のことを知っていました。しかし、ある女性がその野良犬が吠えているのを聞いて自分のペットに彼を攻撃させ、ボーイは死んでしまいました。彼女は野良犬が襲ってくるんじゃないかと思って怖かった、と言っていました。

野良犬の辛い現実

街中に住む犬たちは寝れる所ならどこででも寝ます。見つけられたものは何でも食べます。それどころか、広場では死にかけ、冬は寒さと、夏は暑さと戦います。心無い人たちは彼らを虐待します。その結果、野良犬たちはお肉一切れでお互いと争いあい、どこででも子供を産みます。

生まれる前から野良犬は苦しみ、自分を守り、パンを一切れせがんだり、撫でられたり、優しい言葉を聞いたりして、何としてでも生き延びなければなりません。去勢手術や動物の健康のためのプログラムや呼びかけ運動が街によっては足りていないところもあり、増加する犬の数は問題になっています。

引き取ってもらうのも一つの解決法ですが、それには「限度」があります。全ての犬を家に連れて帰るなんてできません!余った子たちはどうするの?残念ながら一生保護施設で暮らすことになり、雨や寒さはしのげても、何日も何カ月も同じ様な境遇の子たちとシェアしている小さな個室で過ごさなければいけないかもしれません。

野良犬は私たちに何を教えてくれるか

二匹の野良犬

街中に住んでいる動物を引き取ることを考えていますか?それとも、保健所に住んでる子?覚えていてください、その子に新しい家を見せてあげた瞬間、その犬は本当に感謝しているということに。それどころか、命を捧げても惜しくはないでしょう。それに、「助けてもらった人には100%忠実である」というのは、野良犬のモットーです。もっと知りたいですか?

1. 誰かと共有すれば人生は美しい。
2. チャンスは掴むためにある。
3. 昼寝(と休憩)はとっても大事。
4. 家族との時間はかけがえのないもの。
5. 忍耐はあまりたくさんの人が持っていない美徳なり。
6. 愛はいつだって無条件。
7. 他を助けるという事は、自分も助けるという事。
8. 工夫して自分が見つけたもので楽しく生きよう。
9. 助けを求めるのに恥ずかしがらなくても、怖がらなくてもいいんだよ。
10. 問題とは早いうちから向き合おう。

野良犬の「10の掟」、どう思いましたか?この子たちが私たちにたくさんのことを教えてくれるのは間違いないでしょう。彼らの知恵と経験から学べることはたくさんあります…そう、私たちがたっぷり愛情を注いであげている間に。