捨て犬:終わることのない悲しい現実

· 2018年6月8日

悲しい事ですが、ペットを捨てる人たちは世界中で後を絶ちません。彼らが捨てられた理由の多くは、飼い主が気まぐれで飼ってしまった、経済不況、残酷なブリーダーによるもの、犬の老化現象を看病しきれなくなったなどです。

最近は徐々に良くなってきているところもありますが、まだまだ捨て犬問題に関しては、やらねばならない事が多くあります。今この瞬間にも、多くの人たちや組織がこの問題と戦っていますが、悲しいことに、現実はそんなにうまく変わらないようです。

動物が捨てられる理由は多岐に渡り、結果として野良犬の数は年々増えてきています。これは単に解決するのが難しい問題、というだけではありません。動物を捨てるという問題を解決するには、一人一人が少しでも問題への知識を深め、行動するという事が必要不可欠なのです。

迷い犬が増えているワケ

捨て犬の数は国によって異なりますが、でも人間が捨てる理由はおおよそどこも同じです。よくある理由としては以下のようなものがあげられるでしょう。

気まぐれで飼ってしまった

子どもにねだられて気まぐれでペットを飼ってしまった、なんて家庭はたくさんあります。子犬は可愛いし、みんなを幸せにしてくれる。確かにこれは真実です。でも忘れてはいけないのは、ペットが生きていく為には私たちが必要なのだということです。

子犬を撫でる子ども

つまり、ペットを飼うのには責任が伴うのです。例えば食事のお世話や1日3度の散歩、動物病院に連れて行くなどなど、やらねばならないことはたくさんあります。

気まぐれでペットを飼ってしまった人たちはいずれ、彼らのお世話がいかに大変かに気づき、そして捨ててしまうのです。悲しいかな、これも真実です。

経済的に飼い続けられない

発展途上国では「大きなお家の中に何匹かの大型犬が飼われている」なんてのは良くある光景です。しかしそういった国々では、しばしば自分や自分の家族を養うことさえも他の国より難しかったりします。と、考えると少し不思議なことです。つまり、動物にどうやって餌をあげているのか?が気になるのです。

さて、これは徐々に深刻化してくる類の問題です。所得が下がってくるにつれ、いつのまにか餌などのペットが必要としているものを買えなくなってくるのです。そして、最終的に動物たちは路上へ出て、何か食べられるものがないか探し始めるのです。

交配のしすぎ

野良犬が生まれる理由の一つは人間の欲望です。ブリーダーの中にはメスの動物にもっと子どもを産むように強制する人たちもいるのです。そして、中には当然彼らが望む「完璧な商品」ではない子犬も生まれます。

ご飯を食べる子犬

老化

長い間人生を共にしてきた愛犬も、気がつくと老化が進み、病気にかかりやすくなったりします。そんな愛犬には、たくさんの時間と労力、そしてお金をかけたお世話が必要になります。しかし、全員が全員それだけ献身的ではないのです。悲しい?そうですね、とても悲しいことです。でも我々はこれを「自分勝手なこと」だと位置づけています。

どんな国においても、捨てられた犬は年老いていて病気にかかっている傾向にあります。そしてその多くが、治療も受けられず、道端で尊厳なき死を遂げることとなります。かつて飼い主に命まで預けていたのに、です!

そんな捨て犬問題が解決する日は来るのでしょうか?問題の要因を鑑みると、答えはYESです。しかし根本的な問題は、人間たちの欲望や身勝手さ、生き物を生き物として扱わない態度にあります。でも、これって私たちがコントロールできるような代物ではなさそうにも思えます。いっそのこと、もうこの問題は永遠に解決されないという考えに傾倒する方が楽なのかもしれません。