怯えている犬が見せる6つのサインと対処法

· 2018年5月28日
動物が怯えているときにどのような態度や仕草を見せるかを知っておくことで、周りを取り巻く環境を動物がどう理解しているかが見えてきます。そして、そうすることで動物を助けてあげられることに繋がるのです。

恐怖は生存のために必要な感情です。全ての哺乳類は恐怖を感じることができます。そして、動物はそれをそれぞれ違った形で恐怖を表現するのです。犬が恐怖を感じているときにどのように振る舞うかを知っていれば、犬への理解が深まり、助けるための手助けになります。

恐怖の仕組み

恐怖は、喜び、悲しみ、不安のような感情です。このような感情は無意識的に生じるもので、感じようとして感じられるものではありません。感じてしまうのです。これは犬も同じです。犬が感じる恐怖も無意識的なため、このことで犬を叱ることはナンセンスです。しかし、犬が感じるこの感情のレベルを上げたり下げたり変化を付けることはできるのです。

犬が怯えているとき、慰めることもできますし恐怖感をより与えることもできるのです。しかし、何をしたとしても感情そのものを強化することにはなりません既にお伝えした通り、恐怖というのは無意識的感情なのです。また、犬が怖がっている態度というのも無意識的なものです。怯えている犬は、どこから見ても怯えているように見えてしまうのです。

隠れる犬

嵐が怖い犬がいたとします。怒りたくなってしまうかもしれませんが、犬は選んでそのような態度をとっているわけではないので叱ってはいけません。犬を慰めて不快な時を乗り切れるよう手助けをするか、犬にさらなる害を与えるかは飼い主次第なのです。いずれにしてもまた次に嵐が来るときには、犬は再び怖くなるのです。しかし、状況を悪化させてしまったという過去があると、犬はそれを覚えているため慰めてもらおうと飼い主に来ることはないでしょう。繰り返しますが、犬は自分がどういう感情になるかということはコントロールできないことを忘れないでください。

犬と恐怖

犬は、他の動物と同様、様々なものに対して恐怖心を抱きます。統計学的に見ても犬の約半数は大きな音を怖がるということが示されています。大きな音の中でも特に犬が怖がるのは、嵐、花火と銃撃に似た音です。

虐待やネグレクトといった過去がなかったとしても犬は恐怖を感じます。ネグレクトから素早く立ち直る犬もいれば、一度も虐待を経験したことがなくてもあらゆる刺激から恐怖を感じてしまうセンシティブな犬もいます。

実は人間、犬、そして他の哺乳類は、体と脳を結びつけている中枢神経が非常に似ています。これは、犬も人間のように恐怖を感じるということを意味しています。私たち人間が恐怖を感じたときの経験から、犬や他の動物がどのように恐怖を感じるか想像しやすくなります。そして、共感もできるようになるのです。

恐怖の現れ方

犬は皆、精一杯恐怖と向き合おうとします。次のリストは恐怖を感じているときの犬のサインです。中には矛盾しているように思えるものもありますが、これは1~2個の症状しか出ない犬もいれば、全く他の症状が出る犬もいるからです。愛犬の恐怖心が強いかどうかは、次の行動があるかどうか確認してみてだくさい。しかし、全て同時に見られるわけではありません。

恐怖を感じているときの最も一般的なサイン

  • ハーハーした呼吸とよだれ。恐怖を感じているときに呼吸が早くなる犬は多く、その結果いつもよりよだれが多く出ます。
  • 瞳孔が開いている。犬の瞳孔が開いているところはあまり見かけませんが、犬が怯えているときは瞳孔が開くということが分かっています。
  • 震え。怖がっている犬はブルブルと震えることが多いのです。ほんの少しの恐怖だけで震え始める犬もいれば、極度の恐怖を感じて震える犬もいます。
  • 興奮状態になる、またはマヒ状態になる。恐ろしい状況に遭遇するとジッとしていられなくなる犬がいます。また、その反対にマヒ状態になる犬もいます。矛盾しているようですが、どちらも恐怖を感じている犬には見られる症状です。
  • 脚の間にしっぽ。犬が怖いと感じたときに見られるサインで最も知られているのはこれかもしれません。脚の間にしっぽを入れるのです。しかし、柴犬やパグなど、このようにしっぽを下ろせない犬種もいることを忘れないでください。
  • オシッコとウンチが多い、または全く無い。パニックに陥った犬は排泄のコントロールができなくなり、家の中などにオシッコやウンチを漏らしてしまうことがよくあります。記事の序盤でお伝えした通り、恐怖というのは無意識的な感情で、恐怖を感じているときにどのような反応が出てしまうかは自分では選べないのです。一方で、怯えていると全くオシッコやウンチが出来なくなってしまう犬もいます。
怖がるラブラドール

怖がっている犬をなだめる

まず何よりもお伝えしたいのは、犬が怯えているとき、そのことで犬を叱ってはいけないということです。また、その感情が悪化するようなことをしてもいけません。代わりに愛犬を慰め、その気持ちを解消してあげられるようにしましょう。愛犬が怯えてしまったときの対処法は、愛犬をよく知ることから始まります。一人になりたがる犬は、このような状況で飼い主に寄り添われることを嫌がります。一方で、飼い主のぬくもりを感じたがる犬もいます。このような犬は飼い主から愛情を感じられるまでずっと邪魔をしてくるでしょう。

飼い主のぬくもりを感じたがる犬は多く、特に恐怖を感じ始めたときにそう感じます。しかし、実際に触られることは必ずしも犬にとっていいことではありません。飼い主の近くにいたがりますが、直接触れることは触れられるとどうしていいか分からなくなってしまう犬もいるのです。

いずれにしても、犬は家で安心できる場所が必要です。これは安らぎを感じたいときに行ける場所のことです。そして、それは静かで簡単に行ける場所でなくてはなりません。

最後に、飼い主は自分が落ち着いて犬に接することを心掛けてください。犬の心配をするのに大騒ぎをしては意味がありません。そうではなく、落ち着いたボディーランゲージと穏やかでしっかりとした口調で接してください。こうすることで怯えている犬はその場を乗り切ることができるでしょう。