人間の感情を読みとる犬

· 2018年11月7日
隠したいと思っても、表現にあらわさなくても、犬は全てお見通しです。

犬は私たちの感情を理解できる第六感を持っているようです。一見不可能のように感じますが、様々な研究で、犬は人間が嬉しいのか怒っているのかわかっているといわれています。

ウィーン大学医学部はこれを証明しようと、有名な科学誌に研究を公開しています。

実験:犬は人間の感情を読みとれるのか犬とハグ 人間の感情を読みとる犬

ウィーン大学の研究員は、飼い主の喜んでる顔と怒っている顔、2つの異なる写真を犬に見せました。

それぞれの犬にイメージを1つずつ示したところ、犬はいつも嬉しい顔している主人の写真を選びました。飼い主が喜んでるか怒っているかを認識できるだけでなく、飼い主が笑っている顔を好み選んでいることが実証されました。

さらに、15人の他人の画像を見せました。15人のそれぞれ怒っている顔と喜んでいる顔を使って実験しましたが、犬はいつも嬉しい顔の写真を選びました。

犬が感情の意味を知っているかどうかはわかりません。私たちが、赤ん坊の頃から何が好きで何が嫌いか自然とわかっているように、犬はおそらく単純に怒っている方がネガティブなもの、喜んでいる方がポジティブなものと自然に判断したのでしょう。

これがそのビデオです。

この発見はペットと私たちの関係における大きな一歩です。今日いいことがあったか悪いことがあったか犬に伝える必要はありません。犬は飼い主の顔を見れば、すぐに気持ちを理解するでしょう。そしてそれによって犬は行動します。

犬と共感する気持ち

以前お話ししたことがありますが、犬は共感的な生き物です。共感とは何でしょうか。それは何か助けてあげようと親身になる思いやりの気持ちです。つまり誰かの身になって感情移入できることです。

この感情はエゴイズムや「私が一番」といった感情がはびこる人間の社会では、一般的ではありません。しかし私たちの友人である犬は、思いやりの気持ちを持っています。犬には感情があり、私たちがピンチの時には助けてくれることが多くの研究で実証されています。

犬の行動を観察すればすぐにわかるでしょう。あなたが幸せな時、嬉しいときは何をしていますか。あなたが怒っているのを見たら犬はどんな態度を示しますか。

飼い主が幸せだと、犬もまた幸せであることが実証されています。犬は飼い主の周りをジャンプして、遊んで欲しいと吠え、可愛がって欲しいと態度で示すでしょう。

飼い主が悲しんでいるときは、そばに寄り添い舐める仕草をして、頭をくっつけてきます。飼い主を笑わせよう、喜ばせようとしているのです。これこそが共感です。

あなたが怒っている時、犬はどんな態度ですか。ベッドの下に隠れて呼んでも出てこないのではないでしょうか。犬は少し距離を開けようとしています。悲しみがどんなものかわかっていて、時には1人になるのが良い解決策だと犬は知っているからです。

世の中には、動物には感情が無いという考え方もあります。確かに犬が考えないというのは本当かもしれませんが、様々な研究によって、犬には感情があり私たちの気分に合わせて助けてくれてることが実証されています。