猫にとって社会との繋がりは必要?

· 2019年4月12日
ネコは独立志向の強い動物ですが、それでも子猫は母猫に依存しています。そして、もし親離れが早すぎると、分離不安症になってしまうのです。

愛犬に社交性を身につけさせるのは大切です」なんてのは、よく聞きますよね?では猫にとっても社交性は大切なのでしょうか?今日はそんな疑問について考えて、どのように身につけさせると良いかご紹介しましょう。

猫における社会の重要性

確かにネコは犬に比べて独立志向の強い動物だと言えるでしょう。でも子猫の場合はほとんど子犬と同じで、母猫と離れ離れになってしまうと、どんどん緊張状態になっていきます

一番大きな違いは、子犬は母犬と離れるとすぐに人間の飼い主と絆を育んでいける一方で、子猫の場合はそんな簡単には行かないということです。

とある研究では、子猫が人間と絆を育み、エサをもらうという関係を築き上げた段階で、急に飼い主がいなくなってしまった場合、一生トラウマとなるレベルの分離不安症を発達させてしまう危険があることが分かりました。

これこそが、猫に社会との繋がり方を教えておきたい理由です。特に子猫のような若い内には、母猫との繋がりを保ち、母猫から猫とのコミュニケーションを学ぶのが理想的と言えるでしょう。

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猫に社交性を身につけさせる他の方法は?

騒音を避ける

生後数日間の間は、子猫にストレスを与えてしまうような騒音からは避けておきたいところです騒音は彼らを不安にするだけではなく、今後人間や他の猫と関係を築く際の障害となりかねません。

他の人に来てもらう

生まれたての子猫を、友人や隣人など他の人に見せたり触らせたりするのを嫌がる飼い主さんも多いようですが、心配しなくてもそれで大切な子猫に害が及ぶことはありません。むしろ他の人との交流から、新しい人に会うという行為に慣れ、それが社交性や心の平穏に繋がっていくのです。

愛猫がすでに年老いていたら

仮に愛猫がすでに成長しきっていたり、急にそんな猫の里親になったりしたら、どうすれば良いのでしょうか?いくつかのコツをご紹介しましょう。

適切な空間

まず猫が安心してリラックス出来るような空間を家に用意しましょう。心地よい空間は心と体の安寧にとても大切な要素なのです。できれば、家具などでごちゃごちゃしていないオープンスペースで、寒すぎず暑すぎない新鮮な空気で満たされており、しかも騒音もない、そんな空間があれば理想的です。

当然、ご飯用のお皿と水飲み皿と、サンドボックス、あとオモチャを置いておくのも忘れずに。

エサやり

手渡しでご飯をあげると、自然にあなたとの距離が縮まり、人間への恐怖を克服していくことが出来るのでオススメです。これは、後に知らない人との交流を学ぶ上でも役に立つマインドセットと言えます。また猫がリラックスしている時には、ご飯を隠してそれを探す、といったゲームを行っても良いでしょう。

一緒に遊ぶ

そもそも人間と猫は全く違う種族ですので、その間に特別な絆を育むのは簡単なことではありません。普通にしているだけでは、猫にとって私たちは「やたら命令してくる巨大な奴」ぐらいにしか思ってくれないでしょう。ということで、そんなイメージを払拭する為にも、猫ちゃんにはあなたの本当の姿を見せてあげなければいけません。

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その為には、やはり一緒に遊ぶのが一番です。変に聞こえるかもしれませんが、お気に入りのオモチャを隠して、それを探させるなどの遊びを行うだけでも、実は心地よい関係を築き上げていけるのです。そして、そんな小さな遊びが、いずれ数時間・数十時間に積もり積もっていくに連れて、とても良い絆が生まれているはずです。

そんな時間を通して、ネコの中で人間に対する見方が徐々に変わっていきます。これはあなただけではなく、あなたの家族や友達に対する見方も例外ではなく、全般的に「人間」という存在に対してもっと積極的になってくれるのです。

ネコは犬と同じように群れで暮らす動物です。独立志向が強いとはいえ、他者と同じ時間を過ごすことに安心を覚えます。もし、愛猫にはあなた以外に家族と呼べる存在がいないなら、まずはあなたとの間に幸せで、強固で、そして安定した絆を育んでいきましょう。いずれ、そんなあなたとの関係性が他の猫や人間達と絆を育む上で役に立つはずです。