なぜ「刷り込み」が犬にとって重要か分かりますか?

· 2018年7月9日

「刷り込み」(インプリンティング=imprinting)という言葉を聞いたことがありますか?これは全ての犬の一生にとってとても重要な過程なのです。聞いたことがある人でもない人でも、犬、特に子犬を飼っている人であれば、この記事はあなたにとってとても興味深い内容になると思いますよ。

まずはこの言葉の意味と犬にとってなぜ大切なのかその理由を伝えていきたいと思います。

刷り込みとは?

刷り込みとは、子犬が犬と人間の行動やしぐさを認識し、理解する期間のことです。

見たものによって犬の性格が形成されるので、とても重要な期間です。

子犬

刷り込み期の中でも一番繊細な時期は子犬が2~7週間目の時です。この時期、子犬は母犬と兄弟と一緒にいて、いずれ将来の性格を形成する行動などをまわりから吸収します。

さらに、この時期、子犬は自分が誰なのか、そして誰が仲間の犬なのか認識し始めます。けれど、その関係は犬だけにとどまらず、やがて人間とも少しずつ接触し始めます。できれば、人間は良き人生のパートナーなのだと理解するよう、毎回同じ人ではなく、何人か違う人と触れ合った方がいいでしょう。

なぜ刷り込み期は犬にとって大切なの?

行動やしぐさを認識することによって、犬は自信がつき、まわりを信頼できるようになり、怖がったり攻撃的になってしまう原因の不安感を抱かずに育ちます。

ですから、7週間(45日)以上は子犬は母犬と兄弟たちと一緒にいることがとても大切です。もしその時期に子犬が色んな犬や動物、人間などと触れ合っていれば、幸せで性格の良い犬になる可能性が高くなります。

また、犬が刷り込み期に将来家族になる人たちだけでなく、他の知らない人とも触れ合うと、不愛想で人見知りではなく、優しく、思いやりのある社交的な犬に育ちます。

以上からわかるように、刷り込みはあなたの犬の一生、そしてその子の性格までもを左右します。なので、しっかりと正しく刷り込むことが大切です。

愛犬が良い刷り込み期を過ごしたのか、どうしたらわかるの?

知らない人から子犬を引き取る場合、まだ赤ちゃんであってもその子の行動を観察することができます。良い刷り込み期を過ごしたワンちゃんは以下のことをします:

新しい友達の子犬

  • あなたの元へ来る。あなたのことを見たことがなくても、良い刷り込み期を過ごした子犬は陽気にあなたの所へ駆けてきます。食べたり飲んだりしている時に撫でてもうなりません。また、遊ぶために他の犬の気をひこうとします。
  • あなたを観察する。あなたの元へ来たら、まずはにおいを嗅いで人間への信頼を示すために優しく噛みます。
  • 母犬の後ろに隠れない。どんなに小さくても、母犬の後ろに隠れてしまう犬は疑り深く、怖がっていてシャイだという事を示しています。したがって、良い刷り込み期を過ごしていないということです。

これらのサインを頭に入れておいて、子犬を売っている人の言う事を全て鵜呑みにしないようにしましょう。もう既に犬を飼っている人でも、他の動物や人間の周りでも社交的になるように色々な人や動物と触れ合わせましょう。

子犬を育てる場合は、ちゃんと良い刷り込み期を過ごせるよう時間をかけてあげましょうね。