鳴き声から分かる犬の気持ち

· 2018年6月29日

犬の鳴き声は、しっぽの動きや体の姿勢とも関係しています。場面によって犬にも伝えたいことがあるのです。

犬のコミュニケーションで重要な要素の1つは声で、実は犬のお喋りを理解することは可能なのです。しかし、それには環境を考慮する必要があります。今回は犬の鳴き声からその気持ちを読み取っていきましょう。

犬の鳴き声を理解する

特定の要因を考慮すれば犬のコミュニケーションを理解するのは難しいことではありません。犬は犬同士、人間と、そして自分を取り巻く環境と常にコミュニケーションをとっています。そして、その方法は声だけではありません。

体の動きや体の姿勢も非常に大切なのです。しっぽの動きは常に何かを伝えていますが、状況から読み解く必要があります。

つまり、鳴き声(吠える)と言っても、公園で他の犬と遊んでいる時、家で留守番をしている時、騒がしい外の音が聞こえている時などではその声の意味は異なるのです。そこで、場面の種類を念頭に置きながら犬の鳴き声の意味を詳しく見ていきましょう。

興奮

興奮している時は、吠えるのと同時にしっぽや体の動きが多く見られます。興奮した原因がポジティブなことでもネガティブなことでも、こうすることで犬は自分の興奮状態を周囲に伝えようとしているのです。

吠える犬

犬が喜んでいるのか、困惑しているのかは状況で判断できます。興奮したときの鳴き声は、短く、鋭い音を繰り返します。人間にとっては不快な鳴き声です。

フラストレーション

人間が見過ごしがちな犬の鳴き声はフラストレーションです。犬は欲しいものが自分で取れなく不機嫌になると、鋭くて長い独特な鳴き声を発します。

人間の注意を引く時の鳴き声と似ているため間違えてしまうこともありますが、この鳴き方には注意を引くという意図も含まれています。犬は取りたいけど取れないものがあるということを人間に知らせたいのです。

恐怖

恐ろしい場面に出くわした犬は様々なリアクションをします。その場で固まってしまう犬もいれば、ジッとしていられず吠えたり、時に飛び跳ねながらウロウロと歩き回ったりする犬もいます。恐怖を感じて吠えている犬の鳴き声は様々ですが、次の特徴が挙げられます。

  • 非常に大きな鳴き声、あるいは小さな鳴き声
  • 長くてゆっくりな吠え方、あるいは短く早い吠え方
  • 吠える前にうなることもある

警告

いろいろとある犬の鳴き声でも、これは最もわかり易い種類でしょう。この吠え方は短くも長くもありません。連続した鳴き声で、決して早くはありません。また、犬は飼い主を探し、吠える原因になっていることを示そうとします。

鳴き声の種類

犬が何を警告しようとしているかは、状況と犬が示そうとしているものから判断します。また、物ではなくて他の人を警戒するように吠えているのかもしれないため、そこはしっかりと見極めましょう。

吠えたことで欲しいものや注目を手に入れた「学習された吠え」

犬は注目を引くために吠えることがあります。そして、人間はこのタイプの鳴き声に一番反応します。この吠え方の特徴としては、注目されたり犬が欲しいものが手に入るとピタッと止まるということです。

通常、「学習された吠え」はあまり大きくない声です。(人間の注目を得られないと大きくなることもあります。)そして、その鳴き声には数秒の「間」があります。その「間」は、「静かに!」「ダメ!」と注意するのにちょうどいい長さです。この吠え方は学習されたものであるため、時間と共に変化する可能性があります。 この吠え方をしている時、犬の目的は注目してもらうこと、あるいは自分の欲しい物を手に入れることなので、人間の様子を見ながらあらゆる吠え方を試すかもしれません。

助けを呼ぶための遠吠え

これは「吠える」とは違いますが、犬は助けを呼ぶ時に遠吠えという特徴的な鳴き方をします。遠吠えは、人間の家族や他の犬に助けを求めるものです。 特徴的なため、他の鳴き方と間違えることはないでしょう。

犬は他の犬の遠吠えに対して遠吠えで返事をします。救急車が通ると遠吠えする理由が正にこれなのです。助けを求めている他の犬とコミュニケーションを取ろうとしているのです。

吠えることは犬にとって大切なコミュニケーションの一部ですが、唯一の方法ではありません。犬を理解するには体の動き、姿勢、表情なども考慮する必要があります。そして、吠えている時の状況も吠え方に影響を与えるため、状況を考えることも忘れないようにしてください。