コモドドラゴン:「モンスター」と呼ばれる世界最大のトカゲ

· 2019年3月1日
この巨大な捕食者はヤギより小さい動物なら丸呑みしてしまう爬虫類です。その嗅覚は鋭く、6マイル(約9700m)も離れた場所にある死んだ動物の肉を嗅ぎつけ餌にします。

コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)は世界最大のトカゲで、全長は10フィート(約3m)にもなり、食性は肉食で死んだ動物の肉を食べる巨大な捕食者です。コモドドラゴンは恐ろしい評判があるため、多くの人は「モンスター」と呼びます。今日の記事ではそんなコモドドラゴンについてご紹介します。

特徴と生息地

コモドドラゴンは子どもの頃は緑と黄色い色をしていますが、大人になると茶色くなります。体は大きく、分厚い鱗(うろこ)に覆われています。オスとメスは、オスがより体が大きいということ以外、外見の差はありません。

コモドドラゴンは最大10フィート(約3m)にもなり、しっぽは胴体と同じぐらい長いです。体重は150ポンド(68kg)以上あります。自然界の巨大な捕食者です。

コモドドラゴンの長い舌は2つに割れていて、カミソリのように鋭い60本の歯は1本1インチ(約2.5cm)もあります。そして、コモドドラゴンが食べると、通常、歯ぐきが傷付くため唾液は血の色なのです。まさに、恐ろしいモンスターのようですね。

コモドドラゴンの最も発達した感覚はです。舌は味がわかるだけでなく、においを感じ取ることもでき、6マイル(約9700m)も離れた場所にある死んだ動物の肉を嗅ぎつけ餌にします。

合わせて読みたい:犬は嗅覚で時間が分かる?

コモドドラゴン2

コモドドラゴンはインドネシアのコモド島に生息していることからその名前がつけられました。野生のコモドドラゴンは、高い木の生えた草原、低い木が生い茂る熱帯林、サバンナなど、乾燥した暑い気候を好みます。また、湿気の少ない河川敷やビーチにもいます。

習慣

他の爬虫類と同じように、コモドドラゴンは冷血動物であり、太陽光によって体温の熱を得ています。そのため、日中は活発に動き回ります。しかし、夜明けに餌を探すため、夜間に動き回るコモドドラゴンもいます。コモドドラゴンは交尾のため、あるいは大きな餌の塊を見つけたときにだけお互いが顔を合わす独居性の動物です。

また、コモドドラゴンは泳ぐことと登ることを得意としています。狩りのときには後ろ足で立つこともあります。そして、攻撃にも使う爪は巣穴を掘ることにも使い、夜間は巣穴の中で眠り体温を温存しています。

コモドドラゴンは肉食で、ほとんどの場合死んだ動物の肉を食べます。しかし、生きている獲物を待ち伏せし襲うこともあります。獲物から肉をかじり取ると、咀嚼(そしゃく)することなく飲み込みます。コモドドラゴンは顎の関節を外せるだけでなく、柔軟な頭蓋骨を持ち、胃が拡張するため、ヤギより小さい大きさの動物なら丸呑みしてしまいます。

合わせて読みたい:早食い防止に有効な方法

コモドドラゴンの餌

コモドドラゴンは1回に自分の体重の8割まで食べることができます。コモドドラゴンの標的になる動物には蛇、鳥、カタツムリ、哺乳類、げっ歯類、昆虫など多種多様なものが含まれています。

交尾

コモドドラゴンの寿命は平均50歳で、9~10歳前後に性的に成熟します。交尾は通常7~8月に行われ、この頃にオスは縄張りとメスのために戦います。この頃のメスはオスに対して非常に敵対的で、オスを噛んだり引っかいたりして攻撃します。

産卵は9月で、夏が始まる前に再び交尾することができます。メスは巣穴を掘るか、放棄された鳥の巣に卵を産みます。そして、土や葉っぱで卵を隠すと、孵化するまでの半年間、その上に座り卵を守ります。

コモドドラゴンの赤ちゃんは敵から逃れるため、生後1歳まで木の上で過ごします。敵には大人のコモドドラゴンも含まれます。1歳になると自分を守り、必要であれば攻撃できるようになります。

コモドドラゴンは決して火を噴くことはありませんが、攻撃した獲物には毒を注入し、人間も殺すこともある恐るべきドラゴンです。