警察犬となった野良犬

· 2018年5月4日

あなたはかつて仕事を失った事がありますか?おそらく就職活動をして新しい仕事のオファーをもらう事を想像した事があると思います。もしくは、履歴書を提出する企業が、ちょうどあなたの助けを求めていた、なんて事を想像した事もあるかもしれません。今日は、ゴーギー (Gorgi) と名付けられた野良犬がまさにそのような経験をした話をしたいと思います。これは仕事を失ったほとんどの人が一度は夢見た事のあるお話です。

このふさふさした犬は、かつて警察署に入り込んできた野良犬でした。そして今では警察犬です。これから彼の身に起こった興味深く、心温まるお話を紹介します。

ゴーギー、野良犬から警察犬へ

路上に住まう犬は何百頭と存在し、時々彼らは温情を求めて私たちの目の前に現れます。残念な事に、私たち全員が彼らを助けられる立場にあるわけではありませんが、そこからまだ人の世は捨てたものではないと思わせてくれるお話が生まれる事もあります。

それは何気ない、強い日差しが照りつける暑いプエルトリコの朝でした。ゴーギーは突然、バヤモン(Bayamón)という街の警察署にたどり着きました。そこで働く警察官達は彼を見た時、「とても怖がっていて、栄養失調で、愛情を必要としている事が分かった。」と言います。

警官達はその日、彼に水と食料を与えました。ゴーギーは食べ終わった後も、警官達に張り付き、付き添ってきた為、彼らは一緒に楽しい時間を過ごし、最終的にゴーギーは路上に帰って行きました。警官達は、路上で明らかに酷い扱いを受けてきたであろう野良犬が、こうもフレンドリーに、愛情的に接してくれるとは思ってもみず、彼らはゴーギーを好きになっていました。

愛を探しに

これこそが、次の日ゴーギーがまた食料と愛情を受け取りに警察署に戻ってきた時、警官達が彼を路上から救い、育てる事に決めた理由となりました。

現在、ゴーギーの職名は「警察署の見回り犬」です。彼の身体状態では通常の警察犬に必要とされる激しいトレーニングに耐えきれませんでしたが、閉庁時の署内の見回り役として、そしてそこで働く人たちの心を休める役としてとても良い仕事をしています。

つまるところ、ゴーギーは自分を生涯愛してくれる素晴らしい家を見つけたのです。関わった警官達は「生きている限り、彼が必要なもの全てを与える」とまで明言しました。

ペットに優しい環境:職場のストレスに野良犬を

警察犬

バヤモンの警官達はゴーギーが現れるまで気付かなかったかもしれませんが、ペットというものはストレスを和らげます、そして実は、これに関してPetfriendlyというプログラムまで存在しているのです。このプログラムは従業員が職場にペットを連れてくる事を認めるもので、ペットも飼い主やその同僚と接する機会を得る事ができます。

この方法は犬だけでなく、職場で働く従業員にも多くの恩恵があると報告されています。犬は職場で飼い主と共にいるので、犬が家で孤独になる時間は極めて少なくなり、それによって引き起こされる倦怠感や不安、ストレスなどが解消されます。

犬は心の健康を保ってくれる

また、飼い主もほぼ常に自分の犬がどこで何をしているのかが分かる為、平穏な気持ちを保てる事ができます。これは飼い主の緊張や不安を和らげる事に繋がります。

犬を飼っていない従業員もいるかもしれません。そんな彼らも職場で犬たちと触れ合う機会を得る事ができます。例えば仕事でストレスが溜まった時や同僚達と喧嘩になった時、私たちは泣きたくなります。ハグを必要とするのです。そんな時、ふさふさな犬以上の適役はいるでしょうか?

犬が周りにいる事で感情や精神状態が改善されることは科学的に立証されています。これこそが、Petfriendlyが日に日により多くの職場にて採用され続けられる理由なのです。

ペットは健康的な変革をもたらす

私たちよりも不運な生き物達に家を提供する、あの警官達が行ったことはその前例となるでしょう。個人的には、彼らに「ブラボー!」と伝えたいと思います。彼らは、今後もゴーギーを良く世話してくれる、そしてゴーギーは生きている間ずっと新しい家で幸せに暮らしていける、と信じています。

もしあなたがペットを飼っていないのなら、是非今度、新しい家を必要としている動物を飼いませんか?絶対に後悔することはないと思います。彼らもまた、あなたに感謝と愛情を注いでくれるからです。