犬は人間の言葉を理解できるのか?

· 2018年8月10日

時々、犬は人間なのではないかと錯覚してしまうほど賢い時があります私たちの言っていることを分かってそうな時もありますし、指示にも従ってくれますだから、もしかしたら人間の言葉を話せないだけで、理解はしているのかもしれませんよね。でもそんな事あり得るのでしょうか?

という事で今日は、それに関連する研究を踏まえながら、その答えを一緒に考えていきましょう。

犬は人間の言葉を理解できる事が判明

抱きかかえられる犬

 

みなさんは誰かに「私の愛犬は私の言うことが分かっているのよ」と自慢した事はあるでしょうか?それを聞いた友達も一見同意しているように見えるかもしれませんが、もしかしたら内心「この人おかしいんじゃない?」と思っているかもしれません。しかし、そんなあなたに朗報です。今なら科学的証拠を突きつける事も出来るんです!

そうです、あなたはおかしくなんかありません。ハンガリーで行われた研究によってなんと犬が人の言葉を理解している事が分かったのです。

さて、一体どんな研究が行われたのでしょうか?しかしその前に、まずは人間の脳について知っておく必要があります。人間は左脳で言葉の意味を処理して、右脳を使ってそのイントネーションを判別しています。

そしてどうやら、この様な脳のメカニズムは人間独特のものではないようです。犬もこれと似た様な脳のメカニズムを持っていて、左脳で言葉を認識して右脳でイントネーションを判別しています。

つまるところ、ワンちゃんに人間の言葉を話す能力が無いのは確かなのですが、それでも私たちの言っていることを、イントネーションや言葉からモノを連想したりすることで理解する能力があるかもしれないのです。

例えば、あなたが愛犬を厳しく叱った時には、彼らはそのイントネーションから「これはマズイぞ」と悟る事ができます。だから叱った途端に逃げ出したりするんでしょうね。

犬は、彼らと深い関係にあるモノを指す単語を学習します。だから飼い主が頻繁に使う言葉などは必然的に覚えているでしょう。あと、褒める時に使う単語とかもですね」、とハンガリーのエトヴィシュ・ローランド大学の研究員であるアンナ・ガボル氏は言います。

どのような研究が行われたのか

顔を持ち上げられている犬

当研究は、13匹のワンちゃんを選びMRIで脳の反応を観察するというものでした。そして飼い主の言葉に対してワンちゃんの脳がどの様に反応するかを調べたのです。飼い主は一回ずつ、話しかける言葉のイントネーションも変えています。

すると飼い主がワンちゃんに話しかけた際に、ワンちゃんの左脳が反応している事がわかりました。覚えているでしょうか?左脳は、右脳と違って言葉の意味を解釈する機能を司っています。

さらに、ワンちゃんがご褒美をもらった際には、脳における報酬系が反応している事も判明しました。つまり、撫でられた時やご飯の時間、あなたが褒めている時に使っている言葉など、ご褒美に関連するシチュエーションにおいてワンちゃんの脳は反応しているという事です。

この研究結果は人間と犬との間のコミュニケーションや絆を深めるのはもちろん、「言葉の起源」を理解することにも繋がる、と担当した研究員は語ります。

ハンガリーでこの研究主任を務めた人によると「言葉が人間固有である理由は、私たちの神経機能が優れているからではなく、私たちが言葉を発明し、利用する能力があるからです」と言います。

つまるところ、あなたはおかしくなんか無かったのです。だからどんどん愛犬に話しかけましょう。褒めてあげたり、世間話でも構いません。ご覧の通り、この研究によって、犬は人間の言葉を理解する能力がある事が分かったのですから。

そうです、あなたは正しかったのです。犬はただ、人間の言葉を話す能力が無いだけなのです。