引退した警察犬の引き取りを考えなければいけない理由

· 2018年7月28日
仕事が終わったからといって一生を終えたわけではありません。引退した警察犬や介助犬にどうやったら新しい家を提供できるかを考えましょう。

警察犬などの働く犬たちが引退した後、勲章を貰った話を見たり聞いたりしたことはあるかと思います。もしかしたら彼らは、戦争に参加したり、対麻薬捜査で、あるいは遠征隊の一員として活躍したのかもしれません。そんな動物は一定の年を取ると退職する事になります。多くの場合、同僚として働いた人間が彼らを家に向かい入れますが、常にそうなる訳では限りません。その為、引退した職業犬の引き取りを促進する協会も存在します。

引退した職業犬の里親になろう

座っている警察犬
出典:「四足の英雄」協会フェイスブックページ

「四足の英雄 (Four-legged Heroes)」という協会はマドリードで新たなキャンペーンを発足させました。それは住民たちに、例えば元警察犬などの、引退した職業犬の里親になってもらう事を促進するというものです。マドリード州の州知事クリスティーナ・シフエンテス氏 (Cristina Cifuentes)によると、引退した職業犬たちを引き取る事は、想像以上の多くの恩恵があると言います。州知事は「公平かつ支援的」として、そのキャンペーンの目的を支持しています。

州の警備隊や救助隊で働く犬たちは、災害の中で生存者がいないかを探す他、人身売買やテロ、麻薬密売などと戦います。

引退した後(平均で10歳の頃引退する)、彼らは新しい家族を必要とします。しかし、年老いた犬を招き入れようとする人が常にいるとは限りません。ほとんどの場合、かつて一緒に働いていた同僚が、余生を責任を持って世話する事になります。

2年前に発足して以来、「四足の英雄」協会はおよそ百匹の引退した警察犬たちに、新しい家を見つけてきました。彼らは、引退犬たちと新しい家族を結びつける架け橋となれるよう毎日力を注いでおり、かつて引退犬たちと一緒に働いてきた人たちからにも里親になってもらっています。もし、引退犬の元同僚の方の家がペットが禁止だった場合、新しい家を探す事までします。

シフエンテス氏が示唆するように、犬は使い終わったら倉庫に保管しておけるような仕事道具とは違います。動物たちは愛情や食料、お世話を必要としているのです。彼らは過去に自分を犠牲にして働いていた事を忘れてはなりません。疑いようもなく、彼らには新しい人生を歩む資格があるのです。

引退犬の引き取るなら「四足の英雄」協会を

撫でられて嬉しそうな犬

この協会は治安警備隊(グアルディア・シビル)と協力して、里親が見つからない犬たちの家を探します。この協会と犬の専門家による協力のお陰で、引退した警察犬は審査に合格した家族によって引き取られる事になります。

協会のサイトにも記載されている通り、働く犬たちはおよそ9年でその職務を終えます。能力が衰え始めた頃、または職務を全うできなくなったら引退するのです。トレーニングを行っても必要なスキルを身につけられなかった若い動物たちが、早々に引退する事もあります。

「四足の英雄」協会は、引退犬を里親に繋げるネットワークをスペイン全土広げようとしており、その里親の元で引退犬はその余生をお世話して貰います。応募者の条件の一つとして、思いやりがあり献身的である事が挙げられます。里親たちは成体した犬たちが、静穏や温かさ、良い寝床にたくさんの愛情を必要としている事を理解しておかなければなりません。

忠誠心の強いペットが適切な里親に引き取られるよう、引き取りのプロセスは極めて慎重に行われ、中でも動物の性格と応募者の性格は塾考されます。犬の保護者が決まった後でも、専門家が彼らに随時アドバイスを行います。

州・地方・自治体の警備隊や、治安維持隊、消防隊、民間警備会社、軍、介護など、犬たちがどのような部隊や組織に所属していようと、協会は全ての働く犬を扱います。

もし、引退犬を飼う事に興味がある場合、協会に直接連絡するか、もしくは近くの警察署に問い合わせください。

出典:「四足の英雄」協会のフェイスブックページより