足が不自由でもビーチは大好き!

· 2018年8月9日

事故や病気が原因で後ろ足を失った犬たちは、今までと変わらない生活を少しでも送れるように特別製の車椅子を使用します。そして、たとえどんな状況でもビーチで遊ぶことを嫌いになる犬はいないようです。彼らの逆境にさえ負けない笑顔を見ていると、まるで、どうすれば人生を楽しく生きられるか、教えられているようにも感じます。

ラ・カレタ・デルス・ゴセッツの車椅子犬

車椅子ブル

ビチョス・ラロス」(「変わり者たち」)と呼ばれる団体が管理する犬たちは皆、足を失ったりなどして動作能力に障害を持っていましたが、今回、晴れた海辺で遊ぶという夢を叶えることができました。

場所はスペイン、アリカンテのラ・カレタ・デルス・ゴセッツ。サンタ・ポーラ地域では2番目に犬たちの入場が許されたこのビーチで、この世の終わりだと言わんばかりに彼らは楽しみました。

17匹の障害を持つ犬たちは、シェルターではなくフォスターホームで暮らし、人々の優しさや寄付を頼みとして生きています。マドリードから遥々アリカンテのビーチまで来て、美しい景色、太陽、新鮮な空気を楽しむことができたのも、ボランティアのサポートがあったからこそなのです。

他のビーチの訪問客らも、団体のこの素晴らしい行ないを讃えました。そして犬たちも、普段は味わえない愛情・注目を浴びることができました。

他の国でも

スペインだけではありません。実はペルーでも、「ミラグロス・ペルノス」(「奇跡の犬たち」)という、サラ・モラン氏によって運営される団体も、管理する犬たちをビーチに連れて行くという活動を行なっています。

車椅子を使っていてもいなくても、飼い主がいてもいなくても、犬たちには楽しんで生きる権利があるという理念のもとで活動するこの団体は、チョリージョスという街で、40匹ほどの足の不自由な犬を預かっています。彼らが楽しく生きるために必要なものは全て、寄付などのボランティアによって成り立っているのです。

車椅子犬を飼う

犬を引き取りにシェルターに来る人は、若い犬や健康な犬を選びたがります。高齢・病気・体の不自由な犬たちはいつも置いてけぼりです。でも、「問題」があるからと言って若い犬たちに比べて可愛くなかったり、信用できなかったりするでしょうか。

体が不自由な犬を引き取る場合は、もちろんその障害をどう付き合えばよいかは理解しておかなければなりません。また、動きまわれるように部屋を広くしたり、スロープを設置したり、車椅子の整備をしたりと確かに必要なお金が増えてしまうこともあるでしょう。しかしそれ以外は、どの犬を飼っても同じです。分からないことがあれば、どのシェルターにもいるであろう犬のことを知り尽くしたプロフェッショナルたちに聞いてみましょう。何より理解してあげることで、一緒に障害を乗り越えていくことが重要なのです。

自分の障害のことなど犬たちは何とも思っていません。思っているのは人間の方だけです。だから彼らは、単純に家族を持って一緒に暮らすだけで、幸せになれるのです。先入観? 恐怖? そんなものは捨てましょう。彼らを引き取るという行ないは、愛があるからこそ為せる最高の思いやりですよ。