ペットの早期不妊手術とは?

· 2018年6月16日
不妊手術は、腫瘍、感染症、形成異常、てんかん、友血病、性病などの重大な疾患を予防するのに最も効果的な方法とされています。

早期不妊手術は犬の生殖能力が完成する前に行われます。飼い主の間でも賛否両論あるようですが、不妊手術は望まない妊娠によって増える野良犬の数を抑えるのに非常に有効です。そして、不妊手術は多くの変性疾患を防ぐのに役立つのです。

不妊手術について

不妊手術はオス犬とメス犬の生殖器摘出を目的とする外科的手術です。オス犬は睾丸を摘出(去勢)、メス犬は子宮と卵巣を摘出します。(避妊手術)これは全身麻酔下で行われる短い手術です。

不妊手術の一番の目的は犬の生殖能力を抑制することです。不妊手術は望まれない繁殖を防ぐのに極めて有効なのと同時に、動物虐待や飼育放棄も間接的に減少させます。実際に多くの国では大規模な無料不妊手術が行われており、その結果は非常にポジティブなものとなっています。

リードをくわえる犬

不妊手術は重篤な疾患の予防と制御には最も効果的な方法とされています。これらの疾患には、腫瘍、感染症、形成異常、てんかん、友血病、性病などが含まれます。早期不妊手術をすればなおのことです。多くの場合、不妊手術を選択する理由は生物学的なものではなく、犬の行動と関係があります。犬の性格を落ち着かせ、攻撃的な行動を防ぐために不妊手術は必要です。早期不妊手術をすることで、このような行動を防ぐことができるのです。

早期不妊手術とは?

早期不妊手術は犬の生殖能力が完成する前に行われるのがベストです。これは生後6~8ヶ月です。実際の適齢期は犬の性別、年齢、サイズ、健康状態によって変わってきます。通常は性別に関係なく犬や猫が生後3~4ヶ月のときに行われます。この手術は、生後6ヶ月に達する前に妊娠した大量のメス猫についての研究が行われたあとに適用され始めました。現在、多くの獣医は望まれない繁殖の防止に最も効果的な方法は早期不妊手術と考えています。

猫のオペ

子犬や子猫の時に手術を受けるメリットの一つには、麻酔と鎮静剤が少なくて済むということです。少量を使うことで回復も早く効率的です。子犬は術後数時間でいつものように遊ぶことができます。また、一般的に信じられていることに反して犬の臓器の大きさは手術に影響しません。

早期不妊手術のメリット

  • メスは発情期中に起こる大きなホルモン変動がなくなり、想像妊娠を防げます。落ち着くだけでなく、オス犬を引き寄せなくなります。そして、陰部からの出血がなくなるため家の中を汚してしまうこともありません。
  • オスは早期不妊手術を行うことで、マーキングをする必要性が減り、発情中にメスを追いかけることも減ります。
  • 早期不妊手術を受けたほとんどの犬や猫は愛情深くなり、より優雅な立ち振る舞いになります。
  • 早期不妊手術はペットのしつけと社会性を身につけるのに役立ちます。働く犬やドッグショーの犬が早期不妊手術を受けるのはこれが理由です。
  • 早期に避妊手術を受けていないメスは、受けたメスより卵巣がん、乳がん、子宮がんになる可能性が3倍も高くなります。オスの場合は前立腺がんで同じことが言えます。

早期不妊手術にまつわる俗話

早期不妊手術の悪影響についての俗話は多くあります。この手術のデメリットはほとんどゼロに等しく、手術を受けないことで高まる変性疾患や末期疾患などのリスクを正当化できるものではありません。

不妊手術を受けたペットが太る、または肥満になるというのは俗話です。 確かに術後は体重が増加する傾向はありますが、例えばバランスのとれた食事や日常的な運動といった健康面に注意することで体重管理は十分に可能です。

不妊手術の一番のリスクはある程度の年齢になったペットに行うときです。高齢のペットが不妊手術を受けると、様々な合併症のリスクがあります。早期不妊手術がもたらす健康上のメリットとペットの幸せを考える際、年齢は非常に重要です。まずは信頼する獣医に相談してから手術を行うようにしましょう。さらに、早期不妊手術をしても適切なしつけと社会性を身につける必要はあります。