ペットの不妊手術:5つのメリット

· 2018年7月20日

不妊手術に抵抗がある方もいるかもしれませんが、不妊手術には多くのメリットがあります。メリットにはペットの健康、行動を落ち着ける、望まない繁殖を防ぐなどが挙げられます。

動物王国では、ペットの病気のケアと予防のための不妊手術についていくつかの記事でご紹介してきました。しかし、どれも不妊手術のメリットについて深くは触れてきませんでした。

そこで今回はこのテーマについてより深く見ていきたいと思います。去勢・避妊手術がどのようなもので、性別によってどのようなことが起きるのかご紹介していきます。また、手術がもたらす健康についてもお話します。

不妊手術とは?

不妊手術(去勢・避妊)とは性別によって動物の生殖器官を切除する手術のことです。メスでは子宮と卵巣、オスでは睾丸を取り除きます。

行き過ぎた行為のように聞こえるかもしれません。実際、以前は動物の生殖器官を完全に取り除いていました。しかし、技術と共に術式も進歩し、今では副作用がなく同じ結果が得られる化学薬品の注入で済むケースもあります。

さらに、術後の回復時間は非常に短く、身体的な回復は数時間ほどです。もちろん術後数日間はいつものような元気はありませんが、手術によってホルモンが低下しているため当然の反応です。

不妊手術に関しては、早くに決断した方が動物にはメリットが大きいのです。不妊手術をすることで防げる病気の殆どはホルモンや生殖器が関連していて、高いリスクが伴います。

ペットの不妊手術

 

不妊手術を受けさせる理由

世界中の都市に何千もの放棄されたペットが溢れかえっているということは周知の事実です。殆どの場合、何らかの理由で飼えなくなり捨てられてしまったのです。

この捨てられた動物たちは、街を徘徊し犬種や猫種によっては多くて1年に3回繁殖し、過剰繁殖の危機に繋がっています。不妊手術はこの問題の解決法の一つであり、この問題に関して同じ見解を示すNGO団体もあります。

さらに、不妊手術は性感染症や関連した病気の拡散を防ぎます。また、多くの場合は不妊手術によって動物の性格や態度が改善されます。これは人口全体に影響を与えることでもあります。それでは、ペットの不妊手術のメリットについてより詳しくみていきましょう。

  • 精神衛生と行動の改善

人間のホルモンと同様に、動物のホルモンも行動と性格の形成に大きく影響を与えます。攻撃性の高いオス犬は体内に高濃度のテストステロンがあるため、攻撃的行動は無意識的なものでもあると言えます。

睾丸を取り除くと、殆どの場合でこの問題は解決されます。去勢手術後のオス犬は完全に従順になるわけではありませんが、他の犬といるときにも言うことを聞くといった行動面で顕著な改善が見られるようになります。また、発情期になってもメス犬にマウンティング行為をする必要性をそこまで感じなくなり家から脱出することも減ります。つまり、不妊手術を受けていない犬に比べると、よりおとなしくなり、家から脱走したいと思わなくなるのです。

去勢手術

 

  • 病気の発症の減少

避妊手術を受けたメス犬は、子宮頸がんや乳がんのリスクが大幅に減少します。メス犬は、初めての発情期前に避妊手術を受けることでこのような病気の発症を90%減少させられます。 やや暴力的に聞こえるかもしれませんが、子犬をたくさん生ませる予定がないのであれば、発情期のメス犬には避妊手術という行為よりも多くのリスクやコストが伴います。そして、これは次の点に結びつきます。

  • 不妊手術は経済的

不妊手術は高額と思われがちですが、実際は逆です。不妊手術は想像以上に経済的です。なぜなら、一般的な製品のように一時的なメリットではなく、生涯を通してメリットをもたらすからです。

  • 生活の質の向上

さらに、不妊手術を受けることで季節の変わり目の体調不良や一般的な風邪以外は、何年も優れた健康状態でいられます。そして、避妊手術を受けたメスは受けてないメスよりも長生きするそうです。

  • メスは発情サイクルがなくなる

避妊手術で卵巣が切除されるため、メスには生理がなくなります。生理で家の中が汚れてしまうことはなくなり、妊娠しやすい日でもオスを引き寄せることもなくなります。オスに関しては、一般的な行動面で改善が見られます。