メスのワンちゃんはどうして外陰部を舐めるの?

· 2018年10月11日
メスのワンちゃんが、自分の外陰部を舐める理由とは?

メスのワンちゃんを飼っている人なら、彼女たちが外陰部を舐めている姿を何度か目撃したことがあるのではないでしょうか。ほとんどの人が、これは別に普通の行動で、それどころか清潔で健康なワンちゃんである証拠であると分かっていると思いますが、中にはこれを悪い癖だと思っている人もいます。とにかくこういった行動に注意してあげると、ワンちゃんも幸せで健康に暮らしていくことができます。

メスの犬は(というよりどんな種族であっても女性は)時にガードが高く、母性があり愛情深く、故に魅力的です。しかしメスの犬には、特に陰部に関して特別なニーズがあり、飼い主としてもそれに気をつけてあげねばなりません。

さて、では外陰部を舐める理由は何でしょうか?もしメスのワンちゃんが外陰部を取り憑かれたように舐め続けていたら、彼女の体に何か異変が起きている証拠かもしれませんなので、何かわからないことがあれば自己判断で助けようとする前に獣医師さんに相談しましょう。

メスのワンちゃんが陰部を舐めるのは、そこを綺麗にしたいか、もしくはそこに何か異常が起こっているかです。しかしあまりにも舐めすぎていると、それが逆にさらなる問題を引き起こしたりするかもしれないのです。

外陰部とは何か、どのような機能があるのか?

外陰部とは、メスのワンちゃんの排尿と生殖機能を司る部位の外側を指します。子作りに重要な場所であるのはもちろん、体内に異物が入らないよう守ってくれる場所でもあります。

ベッドの上で寝そべる犬

しかし外陰部は外にあるため、細菌や化学物質に触れることが多いのが悩ましい点です。つまり、これによってアレルギーや感染症、排尿や生殖機能における問題にまで発展するリスクも否定できないのです。

ですので、もし愛犬が頻繁に外陰部を舐めていたら(特に、今までそんなこと無かったのに、いきなりし始めたら)、愛犬の体に何か異変が起きているかもしれないと疑っても良いでしょう。

もし愛犬が外陰部を舐めていても、絶対に罰したりその行動を無視したりしてはいけません。

なぜ外陰部を舐めるのか?

自分で自分を舐めるのは犬にとって普通のことですので、外陰部を舐めているからといって、それが絶対に何かの兆候だという訳ではありません。つまり舐めるという行為には色々な理由が考えられますが、その中には大きな問題が潜んでいるかもしれない、ということです。

ワンちゃんが外陰部を舐める理由

1. ストレス

ストレスは犬にとって大敵です。ワンちゃんだって人間と同様に、落ち着かなくなったり不安に苛まれることがあります。中には、都会の喧騒に塗れての生活に耐えられなくなってストレスを感じるワンちゃんだっているぐらいです。

そもそもストレスというのは緊張が蓄積してなる状態ですので、犬や人間はもちろん、どんな動物にだってストレス解消は必要不可欠となります。そして犬の場合、吠えたり運動したり、取り憑かれたように舐めたりすることでストレスを解消しようとしているのかもしれません

もしストレスが原因で愛犬が自分の体を舐め続けていたら、何がその子にストレスを与えているのかを考えてみましょう。

2. ホルモン

中には異常なホルモンレベルや自己免疫疾患に苛まれているワンちゃんもいます。これらの疾患は多動症やストレス、不安を引き起こしますので、もしメスのワンちゃんが外陰部をしきりに舐めていたら、それは自分の心を落ち着けるためにしているのかもしれません。

3. 感染症や炎症

愛犬が外陰部を舐めすぎて、膿ができていたり流血していたり、さらには赤みがかって腫れていたりすることがあります。この場合、外陰部は何かに感染していたり、炎症を起こしている可能性があります。どちらにしても、何か大変なことが愛犬の体に起こっている事は確実です。

もし愛犬の外陰部が赤く腫れていて、排尿の回数がいつもより多かったりしたら、尿路感染の疑いがあります。

また、もし愛犬が発情期でもないのに外陰部が赤みがかっていたら、何かの炎症もしくはアレルギーに苛まれているかもしれません。これは不衛生な環境で暮らしているワンちゃんにとても多い症状です。

とにかく、そのような症状が見られたらできるだけ早く動物病院に連れて行きましょう。細菌やバクテリアは繁殖がとても早いので、どんな感染症もすぐに血液に流れて体全体を侵し始めます。特に外陰部の感染の場合は、生殖機能を司る子宮や卵巣に伝染しないように特別気を使ってあげる必要があると言えるでしょう。

4. マスターベーション

人間と同様、犬もオスとメス共にマスターベーションを行います。これは別に悪いことでも変態的なことでも何でもありません。むしろ、ワンちゃんが性的にも成長してきた証とも言えます。人間の赤ちゃんが手で自分を触り、体を理解しようとするように、子犬は自分を舐めることから始めます。

そして少しずつ、子犬は母親と自分は違う個体だということを認識し始めるのです。そんな子犬の頃は、当然生殖機能は未発達ですし、オスメス共に同じように振る舞います。

出典:Acoustic TrenchのFacebookページより

その後メスのワンちゃんには初めての発情期が訪れますが、これは生殖サイクルにとって最も大事な瞬間の一つだと言えます。つまり交尾の準備ができたということなのです。そしてこのような性的な成長は、種が生き残るためには必要不可欠なステップです。

ですので、ワンちゃんが陰部を生後6から7ヶ月程度で舐め始めても、それは普通のことです。それはワンちゃんが自分をより理解し、性的にも大人になっていっている証拠なので、彼女たちの成長を飼い主として喜んであげましょう。