毛が抜ける皮膚病:犬の疥癬について知りましょう

· 2019年1月4日
治療は疥癬の種類や状態によって異なります。治療は経口かもしれませんし、点滴や外用かもしれません。

疥癬(かいせん)は犬にとって身近な健康問題の一つです。愛犬が疥癬にかかっているかもしれないと思ったら、すぐに獣医の診察を受け、適切な治療を受けましょう。また、疥癬は犬の皮膚に住むダニが原因で、犬の疥癬は2種類に分けられます。

 

毛包虫症(もうほうちゅうしょう)

毛包虫症を引き起こす寄生虫はイヌニキビダニと呼ばれています。これは微生物で、犬の皮膚や上皮に住んでいるものです。ですが、このダニが異常に繁殖した時に問題が起こります。

毛包虫症は以下の2つに分けられます。

  • 部分的皮膚の一部分に影響を及ぼします。顔に現れることが多いでしょう。吹き出物のようなものが現れ、その周りの毛が抜けます。
  • 全体的:その名の通り、このタイプの毛包虫症は犬の上皮のあらゆる部分に影響を及ぼします。

生後6ヶ月未満の仔犬が最も罹りやすいでしょう。

犬

広範囲にわたって皮膚の赤みと炎症、抜け毛が見られます。これが明らかなサインと言えるでしょう。深刻なケースでは、傷口から異常な分泌物と悪臭がしてくるでしょう。これは犬の年齢に関わらず起こりえることです。

どちらのタイプも疥癬の典型的な症状を伴います。止まらないかゆみが悪循環を引き起こし、症状を長引かせるでしょう。とても不快なものですので、犬は患部をひっきりなしに掻きむしるでしょう。それによって傷が悪化し、ダニは皮膚の他の部分を求めて広がってしまうのです。

犬の脆弱性を上げてしまう要因は、遺伝的またはホルモン疾患です。栄養不足の犬もまた、罹るリスクが高いでしょう。このタイプの疥癬は人間に移ることはありません。

ヒゼンダニ症

ヒゼンダニとはこのタイプの疥癬を広げるダニです。主に耳の端、肘、腹部、胸に現れるでしょう。このタイプのダニが原因で起こるかゆみはさらに耐え難いもので、回復にもかなり時間がかかることでしょう。

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犬の疥癬の症状と診断

傷、ミミズ腫れ、抜け毛、治らないかゆみに加え、以下のようなものが犬の疥癬症状として挙げられるでしょう。

  • 食欲減退、体重減少、筋肉量の低下
  • 病気そのものまたは治療からくる深刻な鬱状態。影響を受けた犬は他の犬と隔離しましょう。
  • 病変が正しく診断されなければ、赤み、かさぶた、悪臭、皮膚の乾燥などを引き起こすでしょう。

犬の皮膚にかさぶたがあるかどうかを確認するには、獣医による身体検査を受けましょう。皮膚を削りおとし(出血を引き起こす)顕微鏡でサンプルを確認してくれるでしょう。

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犬の疥癬の治療

治療は疥癬の種類や状態によって異なります。治療は経口かもしれませんし、点滴や外用かもしれません。どのケースでも、大切なのは最後まで治療に従うことです。何ヶ月も掛かる治療となるでしょう。再発は犬にとってもっと危険なことです。また、一番良いのは予防であることを覚えておきましょう。

獣医と犬 犬の疥癬

犬の疥癬を予防するには

疥癬の要因は私たちのコントロール外のものです。ですが、飼い主は愛犬の疥癬リスクをできるだけ下げる努力するべきでしょう。

  • 健康的でバランスの取れた食事。犬は肉食の動物です。したがって、できる限り自然の供給源から摂り入れる動物性タンパク質が必要です。
  • 信頼できる獣医に定期的に診てもらう。
  • 愛犬の”主治医”が推奨する駆虫ワクチン接種スケジュールを守る。
  • 清潔にし、衛生状態を保つ。