飼い犬が喉にものを詰まらせたら

· 2018年9月12日

犬たちが喉にものを詰まらせて苦しむということは比較的珍しいことではありません。いざというときにどうするべきなのか、今回はその対処法をご紹介します。

飼い主の感情・ムードに犬は感化されてしまいやすいため、症状が悪化することを防ぐために、まずは飼い主のあなたが落ち着きましょう。ただでさえパニックになっているのに、信頼している飼い主までもが慌てている様子を見てしまえば、余計に怖がってしまい、応急処置をすることさえ難しくなります。

動物病院や、24時間開いているクリニックの電話番号は常に手元に置いておきましょう。場合によっては応急処置にも、専門家の指示が必要になることがあるからです。

状態を確認

喉を詰まらせる原因はいくつかあります。まずパグやペキニーズ、ダックスフントなどの小型犬種は、長い軟口蓋を持っていることが多く、中でも顔の平たい、もしくは鼻の低い犬たちに特に顕著に現れる特徴です。

喉を詰まらせる2

この特徴を持つ犬は軟口蓋が気管を塞いでしまうことで、苦しそうに呼吸をし始めることがあります。しかしこれは何かを傷つけたり後遺症を残したりすることもなく自然と治るため心配は要りません。

問題になるのは「ケンネルコフ」や心臓病を起こしたときです。この場合も喉を詰まらせたように苦しみ始めますが、自分で対処しようとせずに一刻も早く病院に連絡しましょう。

対処法

何かが喉に詰まった場合、パニックになることなくそれでいて素早く行動することが大切です。口を開けさせてみて原因が目に見えるような状態なら、ピンセットで慎重に取り除いてあげましょう。

飼い犬が興奮してしまっているようなら、無理に解決しようとせず、専門家の指示を聞くか、ERに直接連れて行きましょう。

鼻をつかんで地面に顔を向かせ、震わせることで、重力を借りながら物質を吐き出させようとすることもできます。大きな犬の場合、後ろ足を持ち上げて猫車をやっているかのような状態にすると良いです。

背中を強めに叩いてあげると、咳込んで詰まっているものを吐き出すこともあります。肩甲骨の間を4,5回、が適当です。もし効かなかったら、間を空けて繰り返しても構いません。

ハイムリック法

上で紹介した方法がうまくいかなかった場合、ハイムリック法を試してみましょう。ただ、行なう際には十分に気を付けて、できれば誰かと一緒にできると理想的です。

  • 頭が下に向くようにしっかりと、かつ締めすぎないようにお腹の部分を後ろから抱きかかえましょう。
  • もう一人が首を持てると良いです。頭を安定させることもできますし、興奮していたら暴れるのを防ぐことができます。
  • 片方の手は拳をつくり、もう片方でそれを包み込みます。
  • その手をあばら骨の下の柔らかい部分に置きましょう。
  • 3~5回、手前上向きに圧迫します。力を入れ過ぎれば骨を傷つけてしまうため、気を付けましょう。
  • この手順を、時間を空けながら3,4回繰り返します。

喉を詰まらせる3つ

どれだけ力を加えるかは極めて重要です。優しすぎては効果がありませんし、強すぎては身体を傷つけてしまいます。以前ケガをしたことのある犬や、小型犬ならなおさらです。

何が原因であろうとも、応急処置を済ませたら病院に連れて行きましょう。二次的なダメージがないかどうか確実な判断ができるのは、プロフェッショナルのみです。

画像出典元: myri_bonnie