犬のお腹にガスを溜めてしまうものとは?

· 2018年7月7日

犬のおなら自体は重要な事ではないかもしれませんが、もしかすると深刻な問題を指し示す兆候かもしれません。症状としては人間と似ており、腸の調子が悪くなったり、不快な匂いを出すなどです。

最悪の場合、ガスは致命的な病気である胃捻転のサインかもしれません。そうでなくとも、通常胃腸にガスが溜まる事で犬は不快な気持ちになります。専門家によると、通常動物は口と肛門を通じてガスを放出することができるそうですが、それでも悪化すれば腹部が膨張し、けいれんや胃捻転に発展する危険性もあります。

ガスが発生するワケ

食べ物を見つめる犬

ほとんどの場合、食事や何らかの病気、日常生活の仕方などによって犬の中にガスが溜まっていきます。

中にはゆっくり、じっくりと消化されねばならない食べ物もあり、つまりこういう食べ物は胃の中により長く残り続けることになります。そしてこれが犬のお腹の中にガスを生み出します。例えば野菜や炭水化物、食物繊維は犬にとってはガスを多く生み出す原因となり得ます。

また人間と同様、中には早食いをしてしまう犬もいます。彼らは食事と一緒にたくさんの空気を飲み込んでいるので、胃腸の中にガスを溜めやすい傾向にあるのです。そして特に子犬やパグ鼻の犬はこの問題に要注意です。例えば、ブルドッグはあまり食べ物を噛まずに飲み込んでしまう傾向にありますので、お腹にガスを溜めやすいと考えられています。

病気が原因のガス

心臓や肺の病気は、たくさんのガスを生み出すリスクを内包しています。

他にも、日常生活の送り方、特に老犬のそれに関してはガスのリスクとして大きな要因となっています。なのでそういった犬たちには特に、食後や食前を避けて日頃から運動をさせるのがオススメです。

犬のガスを抑制する方法

犬がガスを溜めるのを予防する方法もあります。そして、それには栄養が大きく関わってきます。質の低い食事をとっている犬はガスを溜めやすい傾向にありますので、良い品質のドッグフードを与えて、消化を促してあげることはとても重要です。

「高品質(High-end)」と書かれたドッグフードはその質が保証されており、また消化に良いのも特徴です。どうしても早食いをしてしまいがちな犬(特に子犬)に関しては、食べ物の摂取量を調整できるボウルなどを用いるのも良いでしょう。こうすることで、ワンちゃんの食べ過ぎを防ぐことができます。

また、パグ鼻の犬や短頭の犬の為に彼ら専用の食べ物も売られており、通常それらは特殊な大きさと形に作られています。これによって、ワンちゃんはよく噛む事を余儀なくされ、結果的に空気を大量に飲み込んでしまうのを防いでくれます。

もし腸に住む寄生虫や呼吸器系の病気、肝臓の病気など、ガスの生成の原因となり得る病気に愛犬が苛まれているなら、ガスを止めるためにはそれ相応の特別な治療を受ける必要があります。

ガスがもたらす結果

ガスが愛犬にもたらす症状というのは、その進行度によってそれぞれです。口や肛門からガスを出す回数が増えるだけでなく、減量や嘔吐、下痢などが伴うこともあります。

そして最悪の場合では、けいれんや腹痛、腹部の膨張(鼓腸)によって死に至る可能性もあります。

また、通常ガスが溜まった状態の犬は無気力状態、鬱、食欲不振などに陥ります。そしてこのような不快な状態が続くと、床にへばりついて下の2つのような方法で気持ちを和らげようとします。一つはお腹を床に擦り付けて冷やそうとする。そしてもう一つは前足を床につけながら後ろ足を上にあげるモハメダン(Mohammedan)と呼ばれる変な態勢を取ることもあります。

散歩中の犬

ガイドライン

  • 消化機能に負荷がかかる食べ物を与えないようにしましょう。負荷のかかる食品の例としては、ブロッコリー、豆類、牛乳やチーズといった乳糖が含まれる商品などが挙げられます。
  • ここまで見てきた通り、ドッグフードは良い品質のものを用いましょう。高品質な商品は確かに値が張りますが、消化に良い食材がたくさん用いられています。
  • 残飯処理に注意する。人間の食べ物の中にも、犬にとって良いものは存在しています。しかし、加工食品や糖分が含まれるスナックなどは愛犬のお腹を壊し、ガスの原因になります。
  • 液体の食べ物を用いれば、愛犬の早食いを抑止することができます。
  • 1日2食が理想の食習慣と言われています。