犬の不妊手術:メリットとデメリット

· 2018年7月11日

不妊手術には健康面や行動面でメリットはあるものの、デメリットもあるため簡単な決断ではありません。家の他のペットとの間に子犬が出来てしまわないようにとメスには避妊手術、オスには去勢手術を考えたことがあるかもしれません。今回は犬の不妊手術のメリットとデメリットを見ていきましょう。

不妊手術のメリット

まずはメリットから見ていきます。メリットは以下の通りになります。

感染症や病気の予防

犬の性別にかかわらず、尿路感染症、乳房や睾丸の腫瘍、および生殖器系に関連する病気は不妊手術をすることによって予防することができます。

尿路感染症は犬によく起こる病気なので、大きなメリットです。また、成犬になるにつれ、前立腺、卵巣、子宮または睾丸に問題が起きてくることもあります。このことを考えると不妊手術には大きな利点があると言えます。

失禁の予防

人間と同様、動物も年をとると膀胱の排尿のコントロール機能が低下してきます。多くの場合、不妊手術を受けた犬にはこの問題がおきないので不妊手術はおすすめです。

性欲の制御

多くの人にとってこれは大きなメリットでしょう。犬の多くは発情中のメスやオスを求めて家出をしてしまいます。不妊手術を受けさせれば性欲が大幅に抑えられるため、この問題は軽減されます。

ソファーに乗る犬

 

攻撃行動の軽減

いつもではありませんが、時に犬は性的な欲求不満から攻撃的になることもあります。 エネルギーがあり余ってしまい、攻撃的な行動として発散するのです。

しかし、不妊手術後はこのような攻撃的行動は通常軽減されます。他の犬とのかかわる際も、オスでは攻撃性の原因であるテストステロンの問題がなくなるため、攻撃的な行動は少なくなります。

マーキング行為の軽減

不妊手術を受ければ家の中でオシッコをすることによるマーキング行為に悩まされることはなくなります。また、車で外出するときもトイレ休憩の回数を減らせます。他のオス犬との競争がなくなるため、自分の縄張りをマーキングする必要性を感じなくなるのです。

不妊手術のデメリット

不妊手術にはメリットが多いのですが、その反面デメリットも考えなくてはいけません。具体的には次のようなことです。

甲状腺機能低下症のリスク

決して多くはありませんが、不妊手術後に甲状腺機能低下症になりやすいという症例もあります。甲状腺機能が低下すると、肥満など長期的には健康に大きな影響を及ぼす問題を引き起こす場合があります。

眠たそうな犬

がんのリスク

不妊手術を受ける場合、犬の年齢も考える必要があります。生後5ヶ月以前に手術を受けると肉腫が発生する可能性が高くなります。

もうひとつのリスク

原因は今も分かっていませんが、避妊手術を受けたメスは発情中のオスを引き寄せると言われています。

最後になりますが、犬の不妊手術は最終的には飼い主の決断です。ここでご紹介したメリットとデメリットをよく考え、愛犬にとって何がベストなのか考えてみてください。最終的には犬が健康でハッピーでいられることが一番大切です。