犬が耳を引っ掻くのはなぜ?耳が痒くなる原因とは

· 2019年2月20日
犬がしきりに耳を掻くのはなぜでしょうか?もしかすると寄生生物や真菌、中耳炎、異物混入、食物アレルギーなどが原因かもしれません。

犬が耳を引っ掻く理由は様々です。耳を掻くのはよくあることですが、中には単なる痒み以上の不快感を感じている場合があります。

愛犬が病気かもしれないと思ったら躊躇せず、すぐに獣医に診てもらいましょう。耳を掻いている時もそうです。動物病院には何が原因なのかを診断する器材がありますし、もし必要であれば鎮静剤を与えてくれるでしょう。

中には常に動き回って様子を観察することができない、という犬もいるでしょう。今日は、犬が耳を痒がる原因の主なものをご紹介します。参考までに知っておきましょう。

寄生生物

犬に痒みを引き起こす寄生生物で最もよく一般的なものは、ノミやダニでしょう。皮膚や毛に住み着き、簡単に繁殖します。ノミやダニは屋外にも生息(土壌や草木など)しており、動物に寄生する機会を狙っているのです。

耳の診察を受ける犬

寄生生物の有無を調べるのには犬の耳と毛の詳しい検査をしてもらうことが一番良い方法でしょう。もちろんこれは目に見える寄生生物に対して、のみです。中には裸眼では見えない寄生生物も存在するのです。

状態がひどく悪いということでなければ犬専用の消毒液で安全に、簡単に寄生生物を駆除することができるでしょう。

また、ノミ予防の首輪を付ける、入浴させる、定期的な注射などで感染を予防することができるかもしれません。

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診察を受ける犬

真菌

犬の皮膚や毛を攻撃する危険のある真菌は数え切れないほどたくさんいます。真菌は湿気や温かさを好みます。中でも最もよく見られる真菌は白癬を引き起こします。

白癬になると、燃えるような感覚、耳の痒み、炎症、皮膚の変化、抜け毛が症状として起こるでしょう。このような様子が見られたら、すぐに獣医の元に連れて行き、診察を受けて適切な処方をしてもらいましょう。

中耳炎やその他の感染

耳を痒がる原因は、中耳炎として知られる耳の感染かもしれません。耳をひっきりなしに掻こうとするような仕草がないか、注意して観察しましょう。それ以外には、頭を振るような仕草や頭を擦り付ける、バランスを失う、耳だれ、むくみなども注意すべき症状です。

白い犬

中耳炎やその他の感染症は深刻な状態となる恐れがあります。何かおかしいと感じたらすぐに獣医の元へ連れて行き、抗生物質など適切な処方をしてもらいましょう

こちらもお読みください:愛犬は大丈夫?耳の感染症にかかりやすい犬種

異物混入

犬が耳を痒がる原因の一つに、外耳道に何か異物が入り込んでいるという場合があります。葉っぱ、何かの種、小石、小枝、ピンを始めとする小さなものが何らかの拍子に耳に入り込む恐れがあります。医師の診察を受け、もし異物が入り込んでいるようであれば専門医に取り除いてもらいましょう。

食物アレルギー

食物アレルギーは様々な症状を引き起こす場合があります。体の様々な部分に痒みが出る、というのも食物アレルギーの症状の一つです。特に耳を痒がることが多いでしょう。愛犬がもし耳を掻こうとしているなら炎症や痒みがあるのかもしれません。食物アレルギーの場合は今後どうするか獣医に相談しましょう。

耳を掻く犬 犬が耳を引っ掻く理由

医学知識のない飼い主が勝手に愛犬の耳の痒みの原因を判断するのではなく、専門である獣医に任せるべき理由はこのためです。

犬の病気に関する根拠ないうわさ

犬の病気や耳の痒みに関する、根拠のないうわさはいくつかあります。

  • 以下の事柄は人間にうつることはない。
  • どの犬に起こることもある。犬種や衛生状態は関係がない。純潔種、雑種などすべての犬がこの問題を抱える可能性がある。ただし、子犬の頃から罹りやすい傾向にある犬はいる。
  • 他にもペットを飼っている家庭は、伝染性のあるものの場合同じような予防措置をとるべきである。
  • 獣医の意見に従う。すでに症状が治まったように思えても自己判断で治療を止めない。治まったように思えてもぶり返す病気もある。

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