犬はどれぐらい長くお留守番できるのか?

· 2018年9月9日
犬のお留守番は、その子の年齢やどれぐらいその家に慣れ親しんでいるかなど、色々な要素と関係していますが、一般的には8時間以内に留めておくべきと言われています。

ペットに24時間付きっきり、なんて生活は到底できませんよね。つまり彼らを孤独にさせてしまうのは、ある程度避けられないのです。また時には、長時間家を空けなくてはいけない日もあるかもしれません。すると「一体ワンちゃんはどれぐらい長く孤独にお留守番できるのだろう?」って思うこともあるでしょう。では、今日はこの疑問を出発点として、一緒に「ペットを飼う責任」についても考えていきましょう。

犬はどれぐらい長く孤独にお留守番できるのか?

人がペットを飼う理由の一つは、仲間が欲しいからです。そしてそのお返しに、彼らを幸せにしてあげる義務が発生します。しかし、だからといって飼い主はずっと家で彼らに付き添わなきゃいけない、なんてことはありません。仕事もあるかもしれませんし、そうでなくとも買い物など日々の生活の為にしなきゃいけないことはたくさんあります。

実は頻繁に、「家を空けることが多いのですが、それでもペットを飼ってもいいのでしょうか?」という質問を尋ねられることがあります。さて、世間的にはこの答えはNOでしょう。しかしそれでも飼うという場合には、少なくとも下記の点は押さえておきましょう。

年齢は大切な要素

「ワンちゃんはどれぐらいお留守番できるのか」という質問に対して、具体的な数字を出せたら楽なのですが、実はこれには色々な要素が関係しており、一概に言うことはできません。その要素の一つが、年齢です。生後1歳の犬をお留守番させるのと、生後3ヶ月の子犬をお留守番させるのでは、大きく違います。

ドアの前で横になる犬

子犬は成犬よりも孤独に対して脆く、「分離不安症」に発展するリスクも高いと言えます。そうでなくとも、子犬は成犬よりも手厚くお世話をしてあげなければなりませんので、孤独な時間が少なければ少ないほど良いのです。

その子を飼っている期間

愛犬を飼っている期間も大切な要素の一つです。もし愛犬とは長い付き合いで、彼らも家に慣れ親しんでくれているのであれば、「このまま飼い主は帰ってこない」なんて不安に苛まれる事はないでしょう。つまり家に慣れてくれば慣れてくるほど、より安心して暮らせるようになるのです。逆に飼い始めて間もない愛犬は、ちょっとしたお留守番でも恐怖や悲しみを感じたり、見捨てられたと考えてしまうかもしれません。

ということで、飼い始めて間もない頃から3-4時間以上続けて外出しなきゃいけない人たちには、犬を飼うのをあまりオススメしていません。特に、8時間以上も家を空け放さないといけないとなれば、それは犬にとってあまり好ましくありません。

孤独な時間が多いワンちゃんはどうなってしまうのか?

愛犬が子犬であったり、孤独と向き合うトレーニングを受けていなかったり、またあまり外に出れなかったりすると、彼らの行動にも変化が現れてきます。家具や靴、ドアなどを嚙み潰したり、取り憑かれた様に吠えたりするのもその例です。しかも、これらは目に見える変化ですが、実は知らない間に愛犬には目に見えない変化も起こっているのです。

ドアを潰したワンちゃん

孤独な時間が多いワンちゃんの精神的負担は大きくて、自尊心を保てなくなるなどの弊害が生まれます。また他にも、見捨てられた、拒絶された、罪悪感、恐れ、居心地の悪さ、ストレス、不安、そして鬱などの感情も芽生え始めます。

私達からすると「ただ家でお留守番してるだけ」と思えるかもしれませんが、ワンちゃんにとっては腸内環境の異常などの身体的苦痛にまで発展する大事件です。中には排便や排尿を自由にできなくなったりして、8時間も我慢する犬もいるぐらいなのです。これは明らかに異常事態ですよね。こうなると当然ワンちゃんの生活習慣も悪くなっていきます。

さて、ではそうならない為に何ができるのでしょうか?まず、可能なら外出中に少しでも時間を見繕って愛犬の姿を見に行ったりしてください。これで少しは愛犬の「孤独」を和らげることができるはずです。また外出時間を変更できるなら、例えば夜に愛犬が寝静まっている時間などに変更すると良いでしょう。

もしワンちゃん(特に子犬)を8時間以上お留守番させなきゃいけない場合は、親戚や友達に「散歩だけにでもしに来てもらえないか」と頼んでみるのはどうでしょうか。これで、ワンちゃんも長い待ち時間を少しは耐えられるようになるでしょう。