愛犬に口輪をつけることを学んでもらおう

· 2019年1月6日
口輪をつけた犬と外を歩いていると、ギョッとする人も少なくないでしょう。でも、別に口輪をつけているからといってその子が危険だという訳ではありません。

最終手段として口輪を使わないといけない場合もあるかもしれません。だからこそどんなワンちゃんにも、事前に口輪について学んでおいてもらうべきだと思うのです。中には一生つけ続けているワンちゃんもいますが、中には時々つけるだけのワンちゃんもいます。いずれにしても口輪は、外に出て他の動物や人と安全に交流する手助けをしてくれるものです。

犬の中でも「潜在的脅威」があると見なされたワンちゃんは、口輪の着用が義務付けされていますが、前述したように口輪というのは交流の手助けするものであって、罰の類として用いてはいけません

 

愛犬に口輪の付け方を学んでもらおう

口輪とは、犬の鼻部分を覆いかぶせるように付けるものですので、そもそも犬にとって快適なものではありません。なので、今まで口輪をつけて散歩したことがないワンちゃんが、いきなり装着して散歩に行くと散歩そのものも不快なものとして捉えるでしょう。つまり口輪の付け方を教えるには、まずは口輪をポジティブなものとして認識してもらわなくてはならず、懲罰といったネガティブのイメージを持たせてしまうと苦労すると思います。

適当に装着して、愛犬はイライラして、散歩中何かを満足に嗅ぐこともできない…そんな状態だと幸せな散歩とは言えないですよね。散歩は犬にとってお気に入りの活動であるべきなのです

また犬が口輪を付けているからといって、必ずしも彼らが危険な存在だという訳ではありません。犬が口輪を装着するのにはたくさんの理由があり、例えば当局によって「潜在的脅威」と見なされているワンちゃんは、公共の場では口輪の装着を義務付けられています。その子がどんな性格であっても、です。

口輪をつけて歩く犬

口輪の種類

まず口輪の付け方を教える前に、どんな口輪を使うべきなのかを考えましょう。たくさんの種類が存在していますが、前面が開いているバスケット型のものが理想的です。これならば、口輪をつけていてもオヤツをあげることもできるので、「口輪=良いもの」のイメージを与えやすいのです。

口輪をつけ始めよう

さて、いきなり口輪を装着する前に、まずは愛犬にこれから付ける口輪に馴染んでもらいましょう。これは家などの安心できる環境下で行うのがベストです。当然犬にとって口輪は変な物体でしかありませんので、それをいきなり付けるなんて嫌でしょう。なので散歩に行く前から、口輪と「交流」してもらわないといけません。そうしないと散歩中、口輪を取ろうと必死になること間違いなしです。

交流を通して、最終的に「家にある日常雑貨の一つ」と認識してもらうレベルまで慣れさせましょうどこかワンちゃんの手に届く場所にオモチャなどと一緒に放置しておいて、存分に見て触って嗅いでもらいましょう。

さらに、オヤツやお気に入りのご飯などと一緒に置いて愛犬の気をひくのも効果的です。そして最終的には口輪の中に、オヤツをおいてみましょう。それが口輪に鼻を通す最初の経験となりますが、きっと良い第一印象を抱くことでしょう。つまり大切なのは「付けられる」のではなく、「自分で付ける」という感覚なのです。

そうして口輪を付けることに抵抗が無くなってきたら、今度は口輪の先部分からオヤツをあげてみましょう。そして付けながらオヤツを食べてもらうのです。これでも愛犬にとって口輪が邪魔なのは変わりありませんが、耐えるに値するものだと認識できるはずです。

これらのステップを何度か繰り返していると、いずれ愛犬にとって口輪は「何か良いもの」になっていき、装着中もそれほど不快に思わなくなってくるでしょう。

口輪 を装着される犬

口輪をつけて遊ぶ

口輪は懲罰ではなく、ただの安全対策です。ですので口輪をつけていても、いつも通り一緒に遊んだりしてあげましょう。こうすれば、ワンちゃんにとっても口輪が懲罰の類ではなく、装着していてもいつも通り楽しめるということがわかりやすいと思います。

もし散歩の時にしか口輪をつけていなかったら、口輪が楽しいものと認識しづらくなりますよね。もしかしたら口輪がいやで、散歩のことも嫌いになってしまうかもしれません。でも安心してください、ポジティブなイメージを付けるのは意外にも簡単なのです。

例えば散歩中でない時も、口輪をつけていつも通り一緒に遊んだりするだけで、口輪も楽しいものだと認識できます。そしてこれは定期的に継続して行いましょう。

口輪と他の人

口輪をつけた犬と外を歩いていると、ギョッとする人も少なくないでしょう。もしかしたら、他に愛犬と散歩している人が「危ない犬だ」と思って遠ざかって行くこともあるかもしれません。でも、別に口輪をつけているからといってその子が危険だという訳ではありません。どんなにその子が温厚な性格でも、規制によって公共の場では口輪の装着が義務付けられているだけかもしれないのです。

別に凶暴じゃないのに、規制で口輪をつけなくてはならないというのはフェアではありません。が、仕方ありませんので、口輪をつけた愛犬が受ける偏見を出来るだけ少なくする方法を模索しましょう。例えば、

  • 控えめな印象を与える口輪を買い、色も愛犬の色と同化するようなものを選ぶ
  • 口輪を可愛い色で装飾する
  • 口輪をつけていない他の犬と一緒に散歩に出かける。これで、見る人も「口輪をつけているからといって危険じゃないんだ」と分かってくれると思います。
  • 人目を避けて散歩する。愛犬が嫌いな人や動物を避けるように散歩する。これで愛犬のストレスも緩和できますし、飼い主であるあなた自身の懸念材料も減るはずです。

リードと同じで、口輪も人工物です。当然犬にとっては自然のものではありませんので、装着の仕方を学んでもらわないといけません。でもそんなに難しくありませんし、きっとワンちゃんの幸せにも繋がっていくものだと思います。