愛犬に従順さを身に付けるための基本的なエクササイズ

· 2019年1月24日
愛犬に基本的な命令を覚えさせるのは案外シンプルなんですよ。

専門家曰く、簡単な命令に従わせるエクササイズは愛犬の認知機能と社会における能力を伸ばす上でとても大事だと言われています。

犬を従順にする理由

従順さというのは、犬をしつけるにあたって最も基本的な要素であり、またより複雑なトレーニングを行う際にも必要不可欠な能力です。しかし、従順にするためのエクササイズと従順にするためのトレーニングは分けて考えるようにしましょう。

犬のトレーニングには様々なレベルやタイプがありますが、愛犬を従順にするためのエクササイズは大きく分けて3つの種類に分けられます。

  • ガイド犬や警察犬、レスキュー犬など社会貢献を行う犬用のエクササイズ
  • 競技やスポーツを行う犬用のエクササイズ
  • 家や会社で飼われている犬用のエクササイズ
従順さを身に付けるトレーニング

従順さを身に付けるのは、犬をトレーニングする上で一番最初の段階と言えます。これは「おすわり」や「おいで」、「しずかに」「ここ」「寝転べ」などの簡単な命令を練習することで身に付けることができるのです。

これらの命令は、ペットにも社会に貢献するプロフェッショナルな犬にも共通して効果的で、実際救助犬などのワンちゃんもここからトレーニングが始まります。しかも、これらの命令に従うのは、あくまで「遊び感覚」であることが大切です。

従順さを身に付けるエクササイズ:「褒めて伸ばす」の大切さ

褒めて伸ばすというのは、良い行いをした時にご褒美をあげるという教育方針のことを言います。これは学習能力そのものを向上させる方法であり、従順さを身に付ける上でもとても大切です。もし愛犬が独立志向の高い犬なら、なおさらこれが重要となります。

ワンちゃんが命令通りの行動を行なった時には褒めてご褒美をあげましょう。これによって自然に従順さを身につけていけるのはもちろん、学習能力や社交性、自尊心を養うことにも繋がるのです

そしてご褒美は正しい行動をした直後にあげるようにしましょう。こうすることでさっきの行動が良いものであったことを愛犬に伝えることができるのです。

 

しかし、くれぐれも良い行動とそうでない行動の境界線をはっきりさせておく、ということを徹底しましょう。そうしないと、どんな行動を行なってもご褒美がもらえると愛犬が勘違いしてしまうかもしれません。

暴力は絶対に逆効果です

一方、従わせようとする類の教育方針を行なっていると、愛犬にとって「私たちが行なってほしい行動」というのは痛みや恐れを意味することになってしまいます。つまりこの場合の従順さは、身体的・精神的痛みに対するただの強迫観念からくるもので、動物の健康や精神衛生に多大な影響を与えかねません。

さらに、暴力を用いたしつけは犬の学習能力や従順さには逆効果であることが証明されていることも述べておきたいところです。そのような虐待を受けたワンちゃんは、トラウマによって認知能力が下がるだけでなく、ほとんどが防衛本能によって攻撃的になってしまうのです。

このようなことからも、トレーニングのプロセスにおいては一切の暴力を排除し、必ず「褒めて伸ばす」教育方針を取るようにしましょう

愛犬に従順さを身に付けさせる6の方法

1.継続性

ペットをしつける際には継続性は欠かせません。命令に十分慣れてもらえるまで、辛抱強くなんども練習を行いましょう。もし忙しくてトレーニングに十分な時間を割けないのであれば、プロのトレーナーにお願いすることも是非考慮してみてください。

2.レーニング時間

毎日10分は、前述したような「従順さを身に付ける基本エクササイズ」に時間を割きたいところです。それ以上行なってしまうと、愛犬の集中力も持たないと思いますので逆効果になってしまうかもしれません。

3.トレーニングの仕方

従順さを身に付けるエクササイズは、出来るだけ飼い主と愛犬の一対一の状況で行うようにしましょう。これも愛犬の理解力を高める上でのことです。また一つの命令につき、ちゃんと従えるようになるまでおよそ三日から十日程度かかると見込んでおいた方が良いでしょう。

しかし実際、犬の学習速度には個体差があり、また飼い主のコミット量によっても変わってきます。さらに、中には犬種によって学習能力が異なるという研究結果もあり、例えばボーダーコリーなら1日に1つの命令を覚えることも可能だそうです。

待てをする犬

質の高い「褒めて伸ばす」を行うために

4.「褒めて伸ばす」を実践する

従順さを身に付ける上では「褒めて伸ばす」がベストな方法です。ネガティブなものより、とにかく何らかのご褒美をモチベーションにして頑張った方が愛犬にとっても良いですよね。ご褒美は別におやつじゃなくても良くて、例えば撫でてあげたり、ゲームをしたり、どんな類のものでも構いません

5.理想的なトレーニング場所を選ぶ

これは特に子犬のトレーニングで重要となるのですが、集中力を持続するためには静かな場所を選んだ方が良いでしょう。他の犬が居たり、騒音、音楽、食べ物の匂いなどが無い場所を探しましょう。

6.学習済みの命令を思い出す

週に1日か2日程度は、すでに学習済みの命令を思い出す訓練に費やしましょう。そうしないと、愛犬は命令を忘れてしまったり、他の命令と混同して覚えてしまうかもしれません。そうなると新しい命令を覚えさせるのが難しくなっていってしまいます。