愛犬を赤ん坊扱いしてはいけないワケ

· 2018年12月2日
犬を人間や自分の赤ちゃんのように扱わないように気をつけましょうということです。

犬は子どもではありません

愛犬も家族の一員ですし、当然彼らを愛しているというのは分かります。でも犬を人間のように扱うのは、彼らにとって一利もないのです。これは別に、犬を愛したりお世話するのを辞めるべきだといっているわけではありません。そうではなく、犬を人間や自分の赤ちゃんのように扱わないように気をつけましょうということです。

私たちは、時折自分の子どものお世話をするような感覚で犬を見てしまったりします。誕生日を祝ったり、日常的にペットフレンドリーのレストランに連れて行ったりしていると尚更錯覚しやすいように思います。中には、このような行為によって人間と犬のギャップを狭めようとしたり、犬を自分の子どもに見立てている人もいるのです。

でも当の犬は、パーティーも、レインコートも、ソーシャルメディアのプロフィール画像も必要としていません。考えてみてください。これらは彼らの幸せの為なのでしょうか?少し行き過ぎでしょう!彼らが必要としているのはもっとシンプルなもの…食べ物、家、愛、そして何よりもルールなのです。

ペットフレンドリーなレストラン

愛犬を赤ん坊のように甘やかすことで起きる弊害の一つは、「飼い主・親」といった関係性が次第になくなって行くということです。彼らは愛犬がお行儀が悪かったりしても、叱ったり教育したりしないのです。心理学者曰く、愛は時に行き過ぎた行動に変わってしまい、それは犬にも人間にも好ましいとはいえないものだそうです。

動物が私たちの人生で極めて大切な存在であることは疑いようもありません。ただ、その愛を伝えるために、彼らが理解しようもないサプライズパーティーやプレゼントを用意する必要まであるのでしょうか。

愛犬を赤ん坊扱いしてはいけないのはなぜ?

まず、赤ん坊扱いを辞めるからといって、愛犬に注ぐ愛の量が変わるなんてことがあってはなりません。ただ、愛犬にとって苦痛となりうる「愛の注ぎ方」を変えるだけなのです。愛犬を赤ん坊扱いしてはいけない理由として、以下のようなことが挙げられるでしょう。

しつけが必要

愛犬が何か悪いことをしてしまった時にする例の愛くるしい顔は、私たちの心を意図も容易く陥落させ、叱る気力を失わせます。でも、ルールとその遵守は、愛犬が幸せに暮らして行くために必要不可欠なものです。明確にルールを決めて日頃からトレーニングを行なっていれば、ソファーで跳ね回ったり、私たちの食事中に人間用の食べ物をねだったりもしなくなるでしょう。つまり、「ルール」と「トレーニング」こそが犬を「人間化」させないカギとなるのです。

色々なものを嗅がせないといけない

人間も嗅覚を使って色々な物事を知覚することができますが、犬にとってこれはさらに重要なものです。そのため、是非愛犬を公園などに連れて行き、他の動物との触れ合いの場を設けたり、落ちてるものでもとにかく嗅がせてあげるようにしましょう。ただ、彼らの嗅覚は人間よりも繊細です。だから、人間にかけるような感覚で香水などをかけてはいけません。

本能に従う

それでも中には「この子は私の子どもなの!ただ言葉を話せないだけなの!」といった主張もあるかもしれません。しかし実のところ、どれだけ服装を着飾ったりしたところで、結局彼らは、生殖本能や防衛本能など、野生の勘に従って行動するのです。だからこそ、私たちは愛犬が「犬らしく」暮らしていけるようにするべきだと思います。

ベッドの上にいる犬

わがままにしてしまう

ご褒美をねだったり、ベッドで一緒に寝ようとしたり、(もうすでに食べ終わったのに)おかわりを要求したり…彼らは自分の欲しいものを手に入れるために、悲しそうな顔をしたりする「能力」があります。でも、何でもかんでも欲しいものを衝動的にあげてはいけません。あの「おねだりフェイス」を前にしても、ぐっとこらえることを覚えましょう。

誰かの代わりじゃない

子どもがいなかったり、子どもが大きくなって家から出て行ってしまったり。そんな悲しみを埋めるために、愛犬を子ども扱いしている人たちはたくさんいます。子どもに恵まれなかったカップルが、彼らの飼い犬のことを「ベイビー」と呼び、実の赤ん坊のように接しているなんてこともあるでしょう。確かにそういう人には、犬を飼うのはオススメです。でもそれは誰かの代わりとしてではありません。私たちの人間社会に出来た「穴」を動物が補完してくれる、なんてことは決してないのです。